Closeness Ensemble of Kyoto / WaBaSaTa2
Unknown Silenceから4枚目
Closeness Ensemble of Kyoto / WaBaSaTa2
8月19日日本コロムビアから配信開始です。
https://columbia.jp/prod-info/COKM-42807/
Closeness Ensemble of Kyoto are
沢田穣治 コントラバス
高木正勝 ピアノ
渡辺 亮 パーカッション
馬場孝喜 ギター
“Closeness Ensemble of Kyoto”沢田穣治が思い描いてきたECMをマイルストーンにした表現の到達点でもあります。京都に移住した頃、「規格外の音楽家」として雑誌に取り上げていただく機会がありそれ以後キーワードにしております。「規格外」その始まりは少年時代に開催された万博での体験がわたくし沢田の人間形成の原点になっています。武満徹氏の音楽と出会い、バシェ音響彫刻と出会い、岡本太郎氏の太陽の塔と出会い、世界の現代音楽と出会い、民族音楽と出会い、出会いをあげれば枚挙に遑がありません当時の体験が今思えば垣根なく表現をする「規格外」の所以、未知の物への想像の出発点になったと思います。その後、より自由であり静寂でありシンプルである美しい音楽、弊社レーベル名にもなったUnknown Silenceな音楽との出会いがありました。それは西ドイツミュンヘン発信のECMというレーベルでした。いままで自分が求め溜めていたものが一気に噴出されるが如く毎回発信される音楽に心酔しました。音楽的な魅力とともに録音されたアルバムの一貫したコンセプト、独特のECMサウンドに嵌っていきました。その青年期に培った音楽感からか、以来、多種多様な音楽に魅せられ制作させていただける機会を沢山頂くようになり、気がつけば自分自身がカテゴライズできない音楽家になっていることに気づいた訳でもあります(笑。
さて“Closeness Ensemble of Kyoto”に関してお話を戻します。長きに渡り音楽に関わり世界に発信でき得る日本ならではの音楽は何なのかと模索し続けてきました。もちろんショーロクラブ の活動は今もその最たるものでありますが、若き日に出会ったECMの音楽をマイルストーンとするヴィジョン、それが何と京都に移住したことにより全ての要素が重なり結実しました。それは琵琶湖を臨むstudio BOSCOにて映像音楽の制作に集まった音楽家(高木正勝 pf 、馬場孝喜 g 、渡辺亮 perc 、沢田穣治 cb)により生まれた“Closeness Ensemble of Kyoto”であります。
スタジオ主宰のエンジニア森崇氏の音の役割も多大で思い描き求めてきたサイレンスな音楽を発信出来るアンサンブルが誕生いたしました。“Closeness Ensemble of Kyoto” 「WaBaSaTa II」耳を澄ましそっと気持ちを添えて聴いていただければです