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Unknown-Silence今年最後のレコーデインング

今年最後は琵琶湖畔studioBOSCOにて鈴木大介さん、馬場孝喜さんおふたりのスペシャルなギタリストとのレコーディング。期待通りハウスエンジニアである森マジックも加わり素晴らしい音源が録れ大満足。
1日でアルバム一枚分録音してしまう集中力はほんと尋常ではないので翌日は集中が切れて腑抜け状態でもありました。

来年のUnknown-Silence は今年以上にビックリ箱状態です。
今日のトリオのアルバムは来年の夏頃には発表出来ると思います。

今回のレコーデインング前日に近江八幡の願故寺で鈴木大介さん、馬場孝喜さん、沢田穣治でのトリオの公演が開催されましたが。広瀬さんのコメントをシェアさせせていただきます。

以下 広瀬さんのコメント↓ ありがとうございます。

マエストロ3年ぶりに近江八幡に降臨!この大変な状況の中、よくぞいらしていただきました。今回は沢田穣治さん・馬場孝喜さんとのトリオという、何をやるのかよく判らない謎のユニット。本来なら市長直々にお出迎えすべきところですが、ご多忙のようなので既に市民でない私が勝手に歓迎に出向きました。
蓋を開けてみれば、数曲の武満以外は全曲オリジナルの新曲かつ初演。大半が沢田さんの曲ですが、線香の煙のようにゆっくりと願故寺の本堂に拡散する不協度高めの怪しげなハーモニーと、ほぼ調性のないコード進行。武満曲も相当リハモされてるっぽい。ショーロ・クラブぐらいしか聴いたことなかったけど、沢田さんってこんな曲書くんだ・・・。正直普通の人にはキツめの音楽ですが、アコースティックかつアンビエントな音像の中に武満さんに通じる匂いも感じられました。印象としては薄墨を使ったピカソの絵のような感じ。
演奏者にとっても難易度の高いこれらの曲を、ほとんど構成確認だけのリハでこなしてしまう二人も凄い。カート系のスペイシーな音で、複雑な進行の中を軽々と泳ぐように自在なフレーズを紡ぐ馬場さん。そして難しいと言いながらもジャズ屋顔負けの対応力で弾ききってしまう大ちゃん。お互いが全く違うアプローチを発展させていくので、1コーラスごとに違った色彩が見えます。
事前に想像した以上に一般受けしそうにない(笑)内容でしたが、熱心なファンの方も多かったようで、皆さんかなり集中して聴かれていたようです。それでも終盤の鈴木曲と沢田さんの「Old Country」で、「ああやっと普通の曲が出てきた」と安堵した人もきっといる(笑)。このライヴを前哨戦として、今日は琵琶湖畔のスタジオで、名盤として語り継がれることになる作品の録音がつつがなく終わっているはずです。どんな風になったか楽しみ。

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