9曲目. 봉선화(鳳仙花): 演奏曲解説@20240623
「鳳仙花」。韓国人なら誰でも知っている、広く世代を超えて歌い継がれている国民的歌曲です。
今から114年前の8月22日、日本の強要で韓国併合条約が調印されました。その1週間後の29日に同条約が発効。この日を韓国では「国恥日」と呼んでいます。
この歌は、日本への抵抗精神を象徴するものとして広く民衆に愛唱されました。1920年、作曲家・洪ランパ22歳の時の作です。前年の3・1独立運動当時、彼はバイオリンを質に入れ運動を応援したと言われています。曲にも独立に対する強い信念が込められています。6年後に歌詞がつけられ今日の「鳳仙花」として誕生しました。
「垣に咲く鳳仙花よ/汝が姿あわれなり/いと長き夏の日に/美しく花咲くころ/うるわしき乙女ら/汝を愛で遊べり」
鳳仙花という花は東南アジア原産といわれ、夏に紅、桃、白色の花を咲かせ、庭に集まった乙女たちはその花で爪をそめる風習がありました。
民族の運命を秋に散る鳳仙花になぞらえて、四四調の詩で表現しています。
この純朴な内容の曲が力を持っているのは、理屈ではなく韓国人の魂の情景が込められているからであるといわれます。
6/23ライブで我々は、この楽曲をロックバージョンのアレンジで演奏します。
3番の歌詞です。
북풍한설 찬 바람에
雪降る冬の北風に
네 형체가 없어져도
お前の姿が消えようと
평화로운 꿈을 꾸는
平和の夢を見続ける
너의 혼은 예 있으니
その魂はここにあり
화창스런 봄바람에
うららかに吹く春風に
환생 키를 바라노라
よみがえる日を待ち望む
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