海外株投資信託への資金流入が過去最高を記録┃ポイント①2年目の新NISA制度が個人投資家の海外株投資を後押し②オルカンが流入額首位(圧倒的人気)③昨年の株高で投資額を増やす動きが加速┃関連銘柄①eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)②eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
2024年、海外株投資信託への資金流入が過去最高を記録しました。この現象には以下のポイントが関連しています。
①2年目を迎えた新NISA制度が個人投資家の海外株投資を大きく後押ししています。2024年の外国株式型への資金流入額は12.7兆円に達し、2023年の4.0兆円から大幅に増加しました[1]。新NISAの開始から1カ月の時点で、海外の投資信託への資金流入が目立っており、これが円安ドル高の一因となっているとの見方も出ています[2]。
②オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー))が資金流入額で首位を占め、圧倒的な人気を誇っています。このファンドは全世界の株式に投資でき、純資産総額が約4兆9千億円(2024年12月12日時点)と、投資信託全体でもトップクラスの規模となっています[3]。
③2023年の株高を受けて、投資家が投資額を増やす動きが加速しました。2024年末には、個人投資家の保有が中心となる公募株式投信の残高が146.4兆円と、年初の106.4兆円から大幅に増加し、過去最高を更新しています[1]。
関連銘柄については:
①eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動する投資成果を目指すインデックスファンドです[4]。
1本で全世界の株式に国際分散投資が可能で、長期の資産形成に適しています[4]。
②eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):
S&P500指数に連動する投資成果を目指すファンドです[4]。
米国株式のみに特化しているため、全世界株式と比べてややボラティリティが高くなる可能性がありますが、より高いリターンを狙える可能性もあります[4]。
投資家は自身のリスク許容度と投資目標に応じて、全世界株式か米国株式かを選択することができます。全世界株式はリスク分散の観点から優れていますが、米国株式は高いリターンを期待する投資家に適しています[4]。
Citations:
[1] https://diamond.jp/zai/articles/-/1044374
[2] https://www.tokyo-np.co.jp/article/307212
[3] https://www.tsumitatenisa.jp/contents/nn024.html
[4] https://info.monex.co.jp/fund/guide/emaxis-slim-allcountry.html
[5] https://diamond.jp/zai/articles/-/1036862
[6] https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-02-14/S8TXAXT1UM0W00
[7] https://info.monex.co.jp/fund/guide/emaxis-slim-allcountry-nisa.html
[8] https://president.jp/articles/-/78043?page=2
[9] https://apl.wealthadvisor.jp/webasp/yahoo-fund/fund/news_article.aspx?id=2041756
[10] https://adviser-navi.co.jp/watashi-ifa/column/17195/