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50年前の『お金の大学』❓邱永漢『新ゼイキン報告』を読む 23日目

直接的に納税のみで国から表彰されることはない。

 収入を得る道は険しい。だれだって、どの家庭だって、そのことで頭を悩ましている。ところが、国家だけはそうして得た国民の収入のピンハネをする。収入の多い者ほどたくさん負担するのは「公平の原則」にのっとっているというけれども、よく働いて一生懸命かせいだ者ほどたくさんピンハネされるのが、はたして公平なんだろうか。

邱永漢『新ゼイキン報告』(昭和48年発行)

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