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50年前の『お金の大学』❓邱永漢『新ゼイキン報告』を読む 13日目

五公五民は統治体制の末期症状かもしれない

 予算がふえれば、みんなの納める税金も当然ふえて行く。この傾向は欧米のいわゆる先進国に共通しており、金持ちの国ほど税金も重くなっている。「十分の一税」というコトバが今なお残っているように、昔の支配者は人民からその収入の十分の一をとるのが当たり前とされていた。この比率をこえる支配者は苛酷な王とされ、人民の怨嗟のマトになった。

邱永漢『新ゼイキン報告』(昭和48年発行)

 

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