世代を超えた天鳳メイト
高校生四天王
天鳳高校生四天王というのをご存じだろうか?
天鳳が鬼強い高校生4名の事を指しており
4麻最高到達点十段。三麻最高到達点九段。などの鉄強高校生達を指す。
(やべぇ奴らがいるな…)
天鳳界隈のTLを眺めて彼らの活躍を見るたびに来る平成生まれの麒麟児たちに無限の可能性を感じていて
(そのうちだれかが本当に天鳳位をとるかも…)
当時特上生活が長かった僕は自分とは無縁の若き強者に憧れを持ちつつ
どこか自分とは無縁な遠い世界のように思っていました。
それから暫く経ち、
特上生活から抜け七段になれてすぐの事でした。
ひょんなことから四天王の一人アラサーさんとリプでやり取りをし
その後DMでも数度やり取りをして高校生でも打てるお店にて
実際に打つこととなりました。
蒲田にて
3月中旬お昼すぎ…
当初大井町の麻雀店で打つ予定でしたが
この日はあいにくの休日。
アラサーさんから場所変更の連絡があり蒲田にて打つこととなりました
お店は未成年でも安心して打てるニューロン系列店
駅から徒歩5分程度のところにあり
入り口開けるとすぐ
ア「プーさんですか!はじめまして!」
はきはきとした声量と一瞬大学生かと見間違える見た目
例え声を掛けられなくともすぐにアラサーさんだと分かりました。
軽く挨拶を済ませ、Twitterでのやりとりを雑談交じりで話し合いました。
フォロワーさんと会う時は何よりこのファーストコンタクトが楽しい(笑)
少し時間がたった後、スタッフの方から一卓立つとの報せがあり
フロアの最奥の卓に移動しました。
ニューロンルールは
赤無し、本場無しの比較的競技寄りのルール。
僕自身10年前はニューロングループに勤めた経験があり長くこのルールで打っていたので地の利はある方でした。
他の同卓者は店の常連と思われる仲良しおじいちゃんおばぁちゃんで
レベルの体感は天鳳3~4段の上卓プレイヤーといった感じです。
かくして9段、7段タッチ、3~4段2名という
フリーならではの特殊な組み合わせで7半荘打つこととなりました。
ホントに高校生なのか…(パート1)
卓は配牌取り出しの旧型の全自動麻雀卓で賽ふりからの取り出し
懐かしくも麻雀をやってる感がありました。
アラサーさんと楽しく打ちたいと思う一方で
(どんな麻雀を見せてくれるんだろう…?)
興味津々でした。
まず手つきで言えば、リア麻経験が少ないせいか牌の扱いがおぼつかない点があり、後で聞いた話だと
”リア麻を打つ機会は少なく高校生同志で集まって打てる場所も限られてる”とのことでした。
この辺は(なんとなくそうなんだろうなぁ)と年相応だと感じましたが…
①(か…硬い)
とんでもなく硬いです。
鳴き場になって周りが仕掛けていて自分の手が遅いと判断したら
徹底して合わせ打ちをし甘い牌は一切出しません。
(今回、アラサーさんが上家の席に座ってたから絞りがきついと感じた場面は多々ありました。)
3回戦のオーラスでアラサーさん親番で現状トップ、自分南家2着目で満貫をツモるかアラサーさんから直撃で捲れるという場面がありました。
満貫条件だったのでドラ色の萬子ホンイツを狙って
他家から当たり牌の2mが出ますが当然の見逃し。
普段打つラス回避ルールとは違って今回お互いにトップ取りを意識して打っていたので2着で終わらせる気は毛頭ありません。
合わせ打ちはされず自分もツモ切りをし、受けに回っているアラサーさんからの直撃を少しだけ期待してましたが…
萬子はおろか関連牌の字牌さえ出てきません。
僕もツモることが出きず結局流局…
後でアラサーさんに聞いたら
ア「見逃しや、トイトイの可能性もあったので仕掛けた段階でずっと警戒してました」
とのこと。
当然といえば当然ですが当たり前でできるレベルの高さがうかがえます。
脱帽です。
②親番時は苛烈な攻め
子どもの時と違い親番時は積極的に立直を打ってきてことごとくツモり上げました。リーのみ愚形で曲げてる場面は少なく平和系にしてツモりやすい手組や打点を意識して立直しているように見えました。
4回戦の東発、アラサーさんの親番で連荘モードに掴まってしまい、防戦一方でじりじり点棒を減らされました…
③ゲームに対する意識の高さ。
これは麻雀中の出来事ではないのですが、
とても印象的なセリフがあったので紹介します。
対局が終わりお互いにの平均着順がどれくらいか成績を確認している時でした。
プ『アラサーさん、今日は我慢の展開も多かったですね。』
と何気なく聞いたら
ア『ラスも引きましたが普段通りの麻雀を打てていたので内容は良かったと思います。』
これを悔しがる表情もなく感想として述べてる様子を見て
(ホントに高校生なのか…一喜一憂せずここまで冷静に感想を述べられるのは麻雀プロでもそんなにいないぞ……)
アラサーさんの麻雀スタイルやゲームに対する姿勢を見て感じた印象は
↑こちらのイメージです。ベテランプロを彷彿とさせる麻雀の質でした。
ホントに高校生なのか…(パート2)
ゲームが終わればノーサイド
近くのしゃぶ葉で食事をしながらこの日の半荘を振り返ります
その日あった事を思い出して程よく談笑した後、
気になっていたことを2つ伺うこととしました。
Q1、どのような経緯で麻雀をはじめ天鳳9段まで昇りつめたか?
中学の頃に天鳳をやっている友達から麻雀ゲームで天鳳を紹介されたのが始まり。
その後、小林立作:咲-Saki-等の漫画の影響から自身も天鳳をはじめ特上卓まで来たもののそこからなかなか上がれず苦労し、
丁度そのころМリーグを見て
『麻雀って攻め続けて勝つゲームだと思ってたけど守ることで勝てるゲームなんだ!』と守備について意識し始め
そこから七段へとストレート昇段。
その後鳳凰卓で苦戦して降段した時はメンタルがだいぶやられたけど
諦める事無く打ち続け2回目の7段昇段時には確かな手ごたえを感じ
そこから質を高めながら打ち続け気がつけば九段になっていた…
とのことでした。(ざっくりとした内容です。)
また、アラサーさんのような高校生雀士は他にもいて住む場所は違えど
ティーンズリーグhttps://x.com/TEENs767053?s=20などのリーグ戦や
同世代のプレイヤーとの牌譜検討など盛んに交流や意見交換している点も
ここまで強くなった理由なのではないか?
と自分は思いました。
Q2、これから鳳凰卓で戦う上で意識すべきことはありますか?
ア『昇段といった大きなことを目標とせずまず○○戦生き残るなど短期目標を据えて自分が達成しやすいゴールを設定することです。
鳳凰卓は特上と違い、手組や押し引きアシストなど技術的な面の違いで最初は苦戦するし降段も全然します。しかしそれでもあきらめず挑戦していき
最初のうちは鳳凰卓という特殊な環境に慣れることを重視してみてください。
打ち続けていくうちに段々と慣れてきてどういう戦い方が合っているのかが分かってきます。そこから鳳凰卓で勝てるようになってくるんだと僕は思います。』
現役鳳凰民の意見は年齢関係なく刺さる内容が多くてこれから鳳凰卓を打つうえでの大きな後押しとなった気がします。
(繰り返しになりますが一つ一つのやり取りが高校生とは思えませんでした(笑))
最後に課金して鳳凰卓に行ってもすぐ降段するんじゃないかと悩んでいた自分に言ってくれた言葉があります。
ア『チャオを恐れない、それが†天鳳民†』
この言葉で決心が固まり翌日、鳳凰卓デビューを果たしました(#^.^#)
終わりに
高校生天鳳民との対局や天鳳トークはとても刺激的でした。
自分より大体二回り違う年齢差でしたがもこの経験で多くのことを学ばせていただきました。
アラサーさんをはじめこれから活躍するであろう高校生雀士の活躍や対戦を楽しみに今日も鳳南の予約ボタンを押していきます!
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