正しい「暮しカイゼン」
生産現場において正しいカイゼン提案は品質を上げます。品質管理の基本は作業工程の短縮です。作業工程が減れば作業に掛かる時間が減り作業に必要な道具も減ります。その結果,製品の品質管理が容易になるのです。
暮しカイゼンでも先ず次の点を考えるべきです。
* それは時間を節約するか
* それは費用を節約するか
* それはスペースを節約するか
私は,暮しカイゼンで時間と費用そしてスペースを節約して,他の有益なことに使うべきだと思っています。
モノを整理する
暮しカイゼンの第一歩は同じカテゴリのモノを一箇所に集め重複を解消することです。こうするとモノが減りますから時間と費用に余裕ができます。どれくらいまでモノを減らすべきかの基準は十人十色です。私は海外出張時のモノ,すなわち
* 機内持ち込み可能なトランクケース
* 肩掛けカバン
を目安にしています。この二つのカバンから溢れるモノは手元に不要だと考えます。つまり日常でも「旅行カバンに入れるかどうか」で必要なモノを選別します。
残したモノを使い切る
残したモノに関しては,自分にとって不要不急なバージョン・アップに惑わされず,機能と寿命の限界まで使い切ることを目標にしています。でもバージョンアップした方が時間とお金の節約になるのなら躊躇なくバージョンアップして古いものは捨てます。この辺りの見切りには経験が大きく発揮されると感じています。
技術でモノ減らし
技術の発展により多くのモノが少数のデバイスに集約されます。私の場合は Note PC とスマホがあれば,電卓やオーディオ機器,スティルカメラ,ICレコーダ,ビデオカメラ,写真アルバムなどのモノが不要になりました。さらに CD-DA やDVD-Video も大容量 microSD カードまたは大容量 HDD に保存できます。趣味の音響合成も,モジュラーシンセサイザーは PC とオーディオ インターフェースとソフトウェアで代替できます。場所を取り電気を食い経年劣化してゆく電子楽器群は私にとって不要になりました。
正しい暮しを目指す
私はミニマリストではありませんが,暮しカイゼンでモノが減っています。自分の時間と費用そしてスペースの無駄を減らし,余った其れらを家族のために使うのが正しい暮しであり其れを実現するのが正しい暮しカイゼンだと思っています。
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