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✨クスッと笑えて 弱視を知れる 弱視者いろはカルタ【や~わ】を紹介✨
弱視者いろはカルタ紹介最終回は、【や~わ】。
【や~よ】と【わ】は短いので、今回はまとめて書きます。
前回までの記事も、まだ見ていない方はこちらもどうぞ。
や 焼き肉が 半焼きだけど 戻せない
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わたしは主婦なので料理はもちろんする。フライパンでお肉を焼くときには、焼き時間と温度調整をしっかりして、よく焼いて、それでも不安なときは仕上げにレンジでチンをするので、失敗することはほぼない。
でも、みんなで食べる焼き肉はやっぱり難しい。
頑張って自分で焼いて食べようとしたら、半焼き、あったなぁ。
焼き肉は、テーブルの真ん中で焼くから、わたしには見えにくいので、焼き肉に行くときは見える人に焼いてもらって、食べる担当になるしかない。食べてばっかり。せっせと焼いてくれる人を横目に。
目がもう少し見えていたら、焼き肉やお鍋を食べに行くときにもっと活躍できるのになぁと、ちょっと残念&申し訳なかったりする。
ゆ 湯ののれん くぐる瞬間 緊張す
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湯ののれん、女性と男性で分かりやすく色が違ったら、間違えにくいんだけど、たまにわかりづらいときある…。
わたしがよく固まるのはトイレ。今は、だいぶ男女の違いをわかりやすく表示してくれるようになったものの、それでもまだまだわかりづらいトイレが多くって。
男女のマークや、woman・manと表記してあったりするものが多いけど、小さいことが多くて、ドアの近くで顔を近づけなくてはいけなかったり…ドアの上の方に表記がある場合なんかは、絶対見えないし。駅の行先表示なんかはスマホのカメラで拡大して見るけど、さすがにトイレにカメラを向けるのは抵抗が!
一番嬉しいのは、女性は赤・男性は青、のようにドアの色が分かれていたり、大きな男女マークがついている所。
もっともっと、見やすくなったら嬉しい。
よ 寄せ鍋は いつも僕らは 闇鍋だ
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さっきの焼き肉の話に続き、お鍋も弱視にとっては見えにくいからドキドキ…!闇鍋、ほんとそう!
何をつまむかは運次第…
そういえば、わたしはほとんど好き嫌いがない。
なんでも食べる。ちょっと「ん?ニガテかも?」と思っても食べれる。
それを昔友人に話したら、
「見えないからなんでも口に入れたんでしょ。」
・・・。
いや、たしかに見えないから嫌いなものが出ても口に入れていたらから克服できた説、あるな。
今でも、お店で出たものは、口に入れてから何かわかること多いし。
見えにくいことだって、悪い事ばかりじゃないのだ。
ら ライトつけ 走ってほしい 自転車は
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夜道で自転車のライトをつけることは、目が見えない・見えにくい人のためだけでなく、道を歩くすべての人の安全のためにも、絶対に守ってほしい。
あと、歩道は歩行者優先なのに、自転車をビュンビュン走らせる人がたまにいて…わたしは何度かベルを鳴らされたことがある。
何度も何度も鳴らされて、それでもよけるのが遅いと舌打ちをされたことも…。
交通ルールと優しさを忘れずに、みんなが安全に道を歩行できるように、一人一人が意識して道を歩くことが大切な気がする。
り 利用したい 子の目 孫の目 猫の目も
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普段お世話をしているこちらが、幼い子どもに頼んで探してもらう…わたしと息子の日常だ!
息子には、小さいときから探し物を手伝ってもらっている。
探し物をするときには、迷わず息子にお願いする!
「ママのスマホどこ?!」
これが一番多いかも💦
なぜか息子のおもちゃ箱に探し物があったこともあったな・・・。
あとは、お掃除のときに息子に手伝ってもらったり。
「もう黒いとこない?」
息子はよ~く見てくれる。ほんとに助かる。ありがとう。息子。
る ルーペなら マニアになるほど 持っている
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わたしはルーペは全然持ってない…こんなに持っている方も多いのかな…?
わたしが利用しているのは、特注している弱視用メガネと拡大読書器くらい。昔は単眼鏡というものも使っていた。
弱視用メガネは、ものを書くときにだけ使えて、普段の生活では使えない。
拡大読書器は、本を読んだり、文字を書いたりするときに使う。拡大読書器があれば、どんな小さな本でも読めて、どんな小さな文字でも書ける。使いこなすのはなかなか難しく弱視でも使わないひともいるらしいけれど、わたしは子どものときから使っていてとっても便利!〈【恋です!~ヤンキー君と白杖ガール】でユキコたちも使っていた〉
れ レストラン ナイフフォークより 箸が好き
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おしゃれなレストラン、お上品に綺麗に食べたい。弱視女子なら苦労したことあるはず。
見えにくい人にとってフォークは難しい😢お皿に当たっちゃったりするし。
食べ残したくないのに、「残ってるよ」って小声で教えてもらったことも…笑💦
お箸なら使い慣れているから食べやすい。ほんとにそう!
ろ ロッカーは 角が私の 指定席
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大人になった今は、ロッカーがたくさんあっても、何列目の何番目と頭に入れたりするので困ることはないのだけれど、小学生のころは確かにわたしのロッカーはいつも端っこだった。
確実に間違えなくてわかりやすいように、一つのみつけていいキーホルダーは目立つものにしてみたり。
わ わかりません ここそこあそこが どこなのか
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ここそこあそこは絶対わからない💦
子どものときは、上手くそのことを伝えることができないときもあったけれど、大人になってからは、誤解をされないように気を付けている。
「ここを見てください。」
と書類を見せられたら、
「ここがわからないので、印をつけてもらったうえで、近づけて見させてください。」
とお願いするなど…。
それでも、複数人で同じ書類を見るときは、わたしだけあとで確認しなくちゃいけなかったり困ることもあるけれど。
理解してもらって、工夫して、見えにくいをカバーしている。
***
3か月前に始めたこの弱視者いろはカルタの紹介もこれでおしまいです。
写真を撮って、記事につけて、自分の考えを書いて…改めて自分の弱視としての見え方を見つめなおすことができました。
子どものときに母に買ってもらったこのカルタ。
子どものときに読んだ感覚とは、どこか違った感覚でした。
共感することも多いけど、わたしとは違うかな?ということもあったり。それは”弱視”といっても、いろんな見え方の人がいるから。
この弱視者いろはカルタは多くの弱視が知っていて、読まれてきたものだと思います。
でも、弱視が身近にいない人はどうでしょうか?ほとんどの人がこのカルタの存在すら知りません。
まったく弱視を知らない人たちにも、少しでも頭の片隅にでも弱視ってこういう感じなんだよ、ってことが伝わればいいなぁと思って、シリーズを書き続けました。
そしたら街で見かける視覚障がい者への理解も深まると思うのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
日本弱視者ネットワークに掲載許可取っています。
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