絵本【となりのせきのますだくん】6歳だった私と6歳の息子の感じ方
わたしが1年生だったころに読んでいた懐かしい絵本がある。
【となりのせきのますだくん】
どこにでもいる普通の小学生みほちゃんの隣のせきは、どこにでもいる普通の女の子にちょっかいを出す怪獣みたいな男の子ますだくん。
みほちゃんがやることなすことにいちいち反応して、ますだくんはみほちゃんのことをからかうから、みほちゃんはますだくんのことがこわくて、学校に行くことが嫌になる。
でも、ますだくんとケンカをした次の日、ごめんよって言って、ますだくんがみほちゃんに謝った日、怪獣に見えていたますだくんが人間の男の子の姿になれた!
いじわるな男の子がいて、学校に行きたくないみほちゃんのキモチ。
隣のせきの女の子についついちょっかいを出しちゃう男の子のキモチ。
算数、体育、給食・・・ニガテなことが多くて、「やだな…」って思うことの多いみほちゃんに対し、なんでもできるんだぞって鼻をたかーくしてみほちゃんに自慢する怪獣ますだくん。
子どもの時、わたしが読んだときは、みほちゃん目線からしか読めなかった。
わたしはみほちゃんなんじゃないかと思うほど、共感していた。
そして、ますだくんもわたしの学校にもいた。
そう思いながら何度も読んでいた。
ますだくんが、ほんとはちょっといい子なのかもしれない、最後怪獣から人間に戻ったし・・・って思って、こわいけどすきだった。
ちいさなわたしには、最後まで悪い子に見えた怪獣くんたちも、今思えばいい子だったのかもしれない。
時を超え、今度は怪獣くん側になってしまいかねない、6歳息子にこの本をプレゼントした。
するとー
「ママ、ここからでたらぶつぞ。」
「かえりにたしざんおしえてやろうか!」
息子ニヤリ。
ぎゃー!ますだくんのセリフと表情、真似してるし!!😨
わたしは、これではみほちゃんに嫌われちゃう、ヤバッ😨とおもいながら、落ち着いて。
「〇〇、となりにみほちゃんみたいな女の子いても、いじわるしちゃだめだよ。ますだくんみたいにしたら、女の子こわがっちゃうよ。」
と、諭してみたがー。
息子はニヤっとわらっている。
***
いまのところ、息子はますだくんのようなタイプではなく、男の子とも女の子とも仲良く遊べる性格だがー
となりに座ったかわいい女の子に、ちょっかいを出す怪獣くんにならないようにしないとね。
ますだくん側の男の子にも、みほちゃん側の女の子にも、楽しめる絵本【となりのせきのますだくん】
全国のますだくんとみほちゃんが明日も仲良く遊べますように。