CarPlay無料ナビアプリの比較について
CarPlayで使える無料ナビアプリをいろいろ使用してみました。
その感想のまとめです。
比較したのはGoogemap、iPhoneの標準マップ、Yahooナビ、moviLinkの4つです。
道路の配色について
地図ごとに特徴があります。
日中の案内表示
VICS情報の取得について
VICSを取得できない場合、時間帯通行止めなどで使用できない時でもルートを引かれる可能性があるので要注意です。特に無料の自動車専用道なんかが危険だと思います(私は京奈和自動車道で引っかかりました)。
●Googlemap→取得なし(引っかかった経験あり)
●iPhoneマップ→多分取得無し(JARTICで通行止になっているところが反映さえれていない)
●Yahooナビ→取得している
●moviLink→取得している
車速センサーの取得について
車速センサーの情報を取得できないと、トンネル内での走行などの情報が正しく反映されなくなります。トンネルを出て分岐やトンネル内で分岐などの時に引っかかる可能性があると思います。
●Googlemap→取得される
●iPhoneマップ→取得される
●Yahooナビ→取得されない
●moviLink→取得される
Yahoo地図だけトンネル内で移動が止まります。
夜間モード(仮称)の案内表示
照度センサーを隠すことで夜間モードを表示させることが可能です。
明暗環境の切り替わりについて
トンネル(暗いところ)に入ると、夜間モードに切り替わります(使用しているディスプレイオーディオは本体の照度センサーに支配されています)。Googlemap、iPhoneマップ、moviLinkについてはトンネル侵入後数秒遅れて夜間モードに切り替わりますが(センサーを隠しても同じ挙動)、Yahooナビだけはトンネル侵入とほぼ同時に夜間モードに切り替わります。
照度センサーの反応に数秒かかることから、Yahooナビは恐らくトンネル情報を引用していて、トンネル入り口に到着したことを参考にして夜間モードへ切り替えているんだと思います。この機能はぜひとも他のナビアプリも導入してほしいですね(特許的に無理なのかなあ)。なおトンネルを出てから日中モードに戻るまでに数秒かかります。
ナビ使用時のスマフォ側の表示
色々と違いがありました。
目的地検索について
有料道路の使用・不使用について
メディアの同時表示機能について
音楽の曲名なんかとナビの情報を1つの画面に表示できる機能についてです。
Googlemap、iPhoneマップ、moviLinkはこの機能を使用することができます。Yahooナビのみ使用することができません。
まとめ
ざっくりと無用アプリの試用結果について紹介してきました。個人的には次のように使うのがいいという結論になりました。
1.完全に下道走行の場合(近距離)
土地勘のある場所ならGooglemapがいいと思います。渋滞情報はなんだかんだで優秀という印象です。ただ危ないルートを引かれる可能性があるので、馴染みのない場所で使うのは不適当だと思います。多分iPhoneマップのほうがそのあたりは大丈夫(だと思う)ので、そういう場合はiPhoneマップを試用するつもりです。ちなみにGooglemapは少しでも高速道路のほうが早い場合、勝手にそちらを使うルートに変更される可能性が高いので、初めから「高速道路・有料道路を使用しない」設定にしています。
2.高速道路を使用する場合(遠距離)
VICS情報を引用できないGooglemapやiPhoneマップは通行止めに合う危険性があると思います。どうしても使いたい場合は他のVICS情報を取得るナビで検索比較をするか、iHighway等での確認が必要だと思いますが、そこまでして使う必要があるだろうか?という印象です。
YahooナビとmoviLinkのどちらがいいかは、首都高みたいにGPSの取得状況がよくない(できない)場所を通るかどうかにもよると思います。ど田舎ばかりという場合はどちらでもいいでしょうし、そうじゃない場合はmoviLinkでいいんじゃないんでしょうか。
3.その他
GooglemapとiPhoneマップの音声案内は、割とあっさり目な、いかにも機械音声という感じですが、単純で聞き取りやすいのでいいと思います。moviLinkについてはいかにも「トヨタのナビ」みたいな感じなので、そっちに慣れてる場合は耳入りが良い感じです。Yahooナビはなぜか音声案内の音質が悪い(ノイズが多い)です。何でここ直さないんだろうというのが正直な印象。
以上がざっくりとした感想のまとめです。余裕があったら有料ナビソフトの試用なんかもやってみたいですね。