一泊二日網走一人旅|オホーツク海でクジラに出会う
前回の続き。
朝食ビュッフェでしっかりエネルギーチャージをして少し早めにチェックアウト。
今日はここから、ホエールウォッチングに繰り出します!
クジラを見たい
ホエールウォッチングは、以前からやってみたいことの一つでした。
今年の「やりたいことリスト」にも入れ、本当はGWに高知へ行って達成するつもりだったのですが、高知は都合が合わず見送り。
その後、何となく北天の丘(お宿)のインスタを見ていた時に、網走でもホエールウォッチングができるということを知り、すぐに申し込みました。
今回私が利用したのは、観光協会が運営している「あばしりネイチャークルーズ」。
参加費一人8,800円、3時間みっちり、オホーツク海でクジラやイルカウォッチングを楽しむことができます。
当日の参加者は5人。船長曰く、今日は天気良好で波も穏やかとのこと。
クジラの観測地点までは約1時間、潮風を浴びながら沖へ沖へと進みます。
この日の網走は25度くらいあったのですが、さすがに1時間外で風を受けていると肌寒くなるので、行く方は上着着用がおすすめ。(一応船内にも防寒具を用意してくれています。)
出港から約1時間、クジラやイルカらしきものは全く見えず、たまに飛んでいる海鳥を見つけては、「あ…生き物がいる…。」とささやかに喜ぶ。
自然相手だから必ず見れるってわけでもないよなぁ…と不安になっていたところ、「あの辺りに何かいますねぇ…何かは分かりませんが、います。」と船長からアナウンスが。
なんとかその「何か」を目に収めようとキョロキョロするも、全く気配なし。
そこから5分くらい経って、海鳥の群れがいるエリアに到着。
海鳥がたくさんいるということは、彼らのエサであるオキアミがたくさんいるということ。つまり、エサを同じくしているクジラもいるということ!
しばらく海面に目を凝らしていると、何だか黒い影が見えた気が…する…。
でも、波と見間違えている可能性もあるな…、と、他のお客さんと「見えますか?」「うーん…。」とやり取りをしていると、ついに…!
クジラ発見!!!!
どうでしょうかこのフォルム。
黒くてツヤツヤで、何だか潜水艦みたい。
今の時期観測できるのはナガスクジラで、体長は20〜26m。
乗っていた船より大きいそうです。
船長が、船のちょっと高い位置にある操縦席から様子を見ていて、浮上のタイミングで「はい、出ますよー。」と言ってくれるので、出てくる瞬間をちゃんとカメラに収めることができました。(しかも、船の正面で見られるように位置を微調整してくれる。)
私が一番気に入っているのが下の写真。
船の真下をクジラがスイーっと泳いで、海面に上がってこようとしているところです。
クジラのお腹の白い部分に海の青が映って、エメラルドグリーンのように見えるのがとても綺麗。
この日は結構当たり日だったらしく、ナガスクジラが5頭くらいいたようです。
さすがに5頭いっぺんに見られる瞬間はありませんでしたが、3頭が同じタイミングで浮上してきた時はかなり迫力がありました。
知らない乗客同士で、「あ、あそこにいる!」「すぐそこにいるよ!」とはしゃぐ時間も楽しかったです。
そこから再び1時間かけて帰港。
本当に素敵な体験だったので、船長にもしっかりお礼を言って船を降りました。
今回、ホエールウォッチングを実際に体験して知ったことが2つ。
まず、オホーツク海の波は穏やか、ということ。
オホーツク海は曇ってて波が高くて荒れている、という超勝手なイメージがあったのですが、全くもってそんなことはなく、とっても穏やかな海でした。
香川県出身の私は、瀬戸内海の穏やかさに慣れているので太平洋とかは結構怖いのですが、本当に、瀬戸内海くらい穏やかな海で安心しました。
それ故か、船酔いも全くしなかったです。
一応酔い止めは飲んでいたのでそれの効果もあるかも知れませんが、乗客全員、元気にホエールウォッチングを楽しめました。
むしろ気にしないといけないのは日焼け!!
地味に屋外で数時間過ごしているので、UV対策していないと結構焼けます。(私は鼻筋がめっちゃ焼けました。)
あばしりネイチャークルーズは道の駅 網走流氷館発着なので、下船後すぐにお買い物や食事を楽しむことができます。
海風にさらされて冷えた体に、しょっぱい塩ラーメンが沁みたなぁ〜。
網走土産もここで一通り買えます。
個人的に一番のヒットは「流氷飴」!!飴そのものもパッケージも、映え度高し。
「セワ」を買いに
今回網走で達成したかったもう一つのミッションが、「セワ」を買うこと。
セワとは、北方民族ウイルタのお守りで、昨年阿寒湖のアイヌコタンに行った際に初めて出会いました。
アイヌコタンにはいくつもの民芸品店があったのですが、その中の一つに、一際目を引くキュートな置物が。
「これ売ってるんですか?」と聞くと、「いや、それは非売品です。」と言われて少ししょんぼりしていると、「それ、網走の方の民芸品なんですよ。」という情報を得たので、いつか自分で買いに行こう、と考えていました。
今回網走に行くにあたってどこで取り扱っているのか調べたところ、どうやら「大広民芸店」というところに売っているらしい。しかも、人気商品とのこと。
網走駅から車で1分(徒歩だと3分)の場所にある大広民芸店は、本当にTHE!民芸品店だったので入るのにちょっとドキドキしましたが、無事、素朴な味わいのセワちゃんをゲット。
今、木彫りのクマちゃんと一緒に私の家を守ってくれています。
一泊二日でも全然楽しい
そんなこんなで、最後はバタバタしつつも一泊二日の網走旅行を楽しんできました。
あと一日あればサロマ湖の方とか、反対に屈斜路湖の方とかいけたかなーとも思うのですが、まぁ、私は「年に一回北海道に行く」と決めた女。
これからの人生で、じっくりと北海道を味わっていきたいと思います。
ひとまず次は、母と一緒に函館か知床に行きたい!
まだ夏の北海道しか味わっていないので、冬の雪景色も味わってみたいじゃがたろでした。
おしまい。