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姉、東京滞在日記

姉が東京に遊びに来ていた3日間を振り返るだけのnote。

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11/15 姉、上京

地元(香川県)で暮らしている姉が東京に遊びに来た。
旅の目的は、東京で行われるベリーダンスのショーとワークショップ。姉は10年ほど前からベリーダンスを習っており、私も度々姉のお供でショーを見に行ったりしている。

お昼頃に仕事を切り上げ、東京駅で姉と合流。
軽く何か食べておきたかったので、前々から訪問する機会を伺っていたグランスタの「北出タコス」へ。
ビーフ、チキン、ポークをそれぞれ使った定番タコス3種セットと、姉のリクエストのチキンケサディーヤ、ライムサワーを注文。

感想。マジで全部美味しかった。個人的には「ポークカニーダス」が一番お気に入り。
お会計で「3,900円」と言われたので、「えっ!?この量で!?」と一瞬焦ったけど、これらを家で作ろうとしたら相当の手間と時間がかかると思われるので、結論、お値段としては妥当です。

お腹を満たしたら、ショーが行われる日暮里へ移動。日暮里なんて何年ぶりに来ただろう。よっぽどの用事がないと来ない街。

会場には沢山の女たちが集っていた。
客観的にベリーダンスを見る限り、「フィジカルとしての女度」が高いダンスのジャンルだと思う。露出度高めの衣装とか、腰くらいまで長く伸ばした髪とか。
ただ、ベリーダンスを踊っている女たちから「媚び」は全く感じないんだよな。圧倒的なパワーと挑発的な笑みで、同じ女ながらもドキッとしてしまう。

特に印象に残ったのが、ブラジルのダンサー、エスメラルダ。彼女の踊りはエンターテインメントでありながら呪術的で、会場の視線が彼女に集中しているのを感じた。

終演後、姉が宿泊するホテルの近くまで一緒に移動し、その辺のラーメン屋で小腹を満たす。その間もショーの余韻は続いており、お互いに鼻息荒く感想を述べ合った。

11/16 フレンチディナー

姉は朝からベリーダンスのワークショップ。11時から17時までのプログラムということだが、朝から夕方まで踊り続けるその体力には恐れ入る。
私は11時頃にもそっと起き出し、12時にネイルサロンを予約していることを思い出して慌てて支度した。

東京に来るにあたり姉に何か食べたいものはないか聞いたところ、今月、11月に誕生日を迎える私の好きなもので良いとのこと。
お祝いの気持ちは嬉しいけど、正直お店調べるのとか面倒くさいのでなんでも良いから決めてほしい、というのが本心。何かを決めるって面倒くさいよね。

と、言いつつ、「フレンチのフルコースが食べたい♡」とリクエスト。なぜなら、姉の奢りだから。あざす!!

お店は私が見繕った、西荻窪のフレンチレストラン。
アミューズで出てきたフォアグラテリーヌが最高に美味しかった。濃厚なフォアグラの上にもったりした甘さの柿ジャムが乗っていて、動物性タンパク質×果物の組み合わせがたまらなく好きな私にとっては感動の一品。

「じゃがたろちゃんもデートでこういうところ来れたらええのになぁ。」と言われたので、「別に言ってなかったけど、私4年前から彼氏おるよ。」と返したらめちゃめちゃびっくりしていた。

私達は三姉妹なのだけど、女きょうだいの割にお互いのことを全然話さない。なんなら大して知ろうとも思っていない気がする。(私の周りの女きょうだいのいる友人は、恋愛や仕事など、色んな話題を共有している人が多い。)

その点母は恋人の有無についてストレートに聞いてきたので素直に答えた。が、母は4年の間、特に姉たちに言うこともなく1人でひっそりとこの秘密を守り続けていたらしい。別に黙ってて欲しいとも言ってないけど。

約3時間かけてお腹がはち切れるまで食べ、帰宅。

11/17 東京から横浜へ

11時頃に集合し、姉の強い希望で愛宕神社へ。
なんとなく聞いたことはあるけど行ったことはない場所。

地元の金刀比羅宮(785段)に比べたら、なんてことはない(86段)ですね。
無心で登りきり、お参り。私は自身の出世、昇給と、推しの活躍を祈った。ここは定期的に来ても良いかもしれない。

参拝し終わったら、徒歩ですぐのところにある麻布台ヒルズへ。田舎で生まれ育った私は、地元には絶対ない、こういうラグジュアリーで煌びやかな空間が大好き。
とはいえ、ここで買えるものはほとんどないので、結局ヒルズマーケットで生ハムとか洒落た惣菜を見たりするのが一番楽しい。

お昼ご飯はヒルズ内のお蕎麦屋さんで焙煎黒カレーつけそばを食べた。こういうトリッキーなメニュー選びがち!

普段の休日なら全然ここまでの内容で終われるけど、さらにここから横浜へ移動。姉も私に倣って、中華街で占いをしたいとのこと。
開始時刻まではまだ時間があったので、桜木町駅とワールドポーターズの間を結ぶYOKOHAMA AIR CABINに乗った。私は2回目。
片道5分(体感2分)で1,000円は高いよな〜、と思うけど、姉は頻繁に関東に来れるわけではないのだし、思い出作りの一環ということで自分を納得させる。乗ったら乗ったで楽しいし。

それでもまだ時間が余っていたので、中華街でカフェ探し。まーーーーーどこもここも人が多かったけど、400円でポットのお茶を飲めて長時間居座れる穴場のお店を見つけた。秘密にしておきたいのでここには書かない!
占いに行く姉を送り出し、私は1人で「来年したいこと100」を考えるなどした。

約1時間後、姉が戻って来たので台湾料理屋に移動し、占いの結果を聞く。
なんか不満げだったので様子を伺うと、自分が思い描いていた理想とは異なることを言われて納得がいかなかったっぽい。話を聞く限り、先生はフラットかつ、この先に希望があるようなことを言ってくれているように思えた。

山椒が効いたよだれ鶏と、お店の人がおすすめしてくれた台湾A菜の炒めもの、どちらも美味しく箸が進んだ。あと、生まれて初めて紹興酒も飲んだ。

私と姉は9歳離れていて、私が小学生の時に姉が進学のため地元を離れた。
なので、昔は「姉」というより、「よく知らない年上の女の人」という感覚の方が強かったように思う。
姉という人間が分かり始めたのは25歳くらいから。お互いに1人の独立した女性として対等に会話できるようになったことが大きい。とはいえ、長時間一緒にいるのは3日くらいが限度だな。

姉は次の日の午後帰ると言っていたし、私も次の日有休を取っていたけど、「明日も休みにしてるんだよね」とは言わず、「また年末」と言って別れた。

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おしまい。

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