どうすれば面白いコンテンツを作れるの?

「天才」ではない僕たちが、論理的に「面白い」を作るために、正しいアプローチをしよう!

「面白い」を解く、3つのポイント

・愛されるキャラクター
・サプライズ(繰り返しと裏切り)
・タイムリミット(緊張感とヒキ)

●愛されるキャラクター

あの漫画を、あのアニメを、あのユーチューブをまた観たい!
その感情は、またあの”キャラクターに会いたい”から生まれる。

どうすれば愛されるキャラクターを作れる?

●具体的なセリフ、具体的なアクション(エピソード)がキャラクターをつくる

NG例:いつもは自分勝手なおバカキャラだけど、いざというときは頼りになる、実は仲間想いの優しいやつ。

こういうのは、ダメ!

その「いつも」をそもそも知らないのに「実はいいやつ」とか言われても…それは「ギャップ」ではない。

NG例:絶世の美人、最強の女、未来からやってきてメガネをかけている

これもダメ!それは要素を羅列しているだけ。

「要素を足していく」ことがキャラクターを作ることではない!

…では、良い例とは?

好きなキャラクターを想像してみて。

そのキャラが言いそうなセリフが思いつくはず。

そのキャラがどんな”状況にいる”かも想像がつくはず。


想像がつく、ということはキャラクターが成功しているということ!
(できなければ、キャラクターが成功していない)

具体的!具体的!より具体的!なセリフやエピソード作ろう。

セリフのニュアンスひとつで、キャラクターは生まれる。

行動、台詞の「ありがち」を必ず直そう。彼、彼女からしか出てこない”人柄”を持ったセリフになるまで、リテイク。

良いセリフ、エピソードとは?

・赤木しげる(アカギ)
「死ぬ時が来たら、ただ死ねばい」
(大金を前に)まるで興味のないオモチャを見るような目
(無謀なギャンブルを前に)「無意味な死か、その無意味な死ってやつが、まさにギャンブルなんじゃないの」
(悪魔のように相手を追い詰めて)「焼かれながらも人は…そこに希望があればついてくる」
・綾波レイ
(裸を見られても、目も背けず)「どいてくれる?」
(死に恐怖がない)「私が死んでも変わりはいるもの」
(感情が出せない)「こんなとき、どんな顔をすればいいのかわからないの」
・ローランド(ホスト)
「オレか、オレ以外か」
「オレにやってもらうためにホストという仕事が生まれた」
「いい女の条件?それは、オレが「いい女」だと思うかどうか」
「冴えない男と飲むリシャールよりも、俺と飲む雨水」

面白いキャラクターのセリフは、インパクトがあり、言い方のクセまでもひしひしと感じる気がする。

プロデューサーの秋元康氏は、デビュー前の新人アイドルに何度もこう質問するそう、
「あなたは、どんな人なの?」

この質問にその場しのぎでは答えることができないはず。
「資質を理解している」+「伝え方を理解している」=表現者になれる

もちろん、いきなり強烈な印象を残せたらそれは成功。でも多くの人はそれができない。キャラクターも同じ。

では、どうすれば良いか。

●パワーワードを作る

●繰り返し、繰り返し、植え付ける!

パワーワードを繰り返せば、必ず印象を植え付けることができる!

印象を植え付けなれば、キャラは認知されない。

裏切る

ここでようやく「いつもは〇〇だけど、実は〇〇」が成立する。

「ギャップ」が作れる。

いつもはエレガントで完璧なローランドが少しドジをしたら?
感情のないはずの綾波レイが少し恥ずかしがったら?

その瞬間「面白い!」が生まれる。


「面白い」とは、「慣らし」の先にあるもの。
戦略的な誘導で、しつこく、しつこく、繰り返し植え付けられたイメージ。
植え付けた後に、反応を読み、先回りして、新しいサプライズ(想像とは違う展開)が用意されている。

サプライズ(繰り返しと裏切り)はキャラクターに限らず、
ストーリー作りにも応用される。ストーリーとはグッドニュースとバッドニュースの繰り返し。
サプライズ(繰り返しと裏切り)で構成されている。

●タイムリミット、危険、緊張感

「ドキドキ」がなければ、読者はついてこない。ドキドキ、もやもや、もどかしい、
この後はどうなるの?ああ続きが気になる。

ドキドキとは、緊張感。制約がないところに、緊張感は生まれない。

緊張感は、強ければ強いほどいい!

人はどんな時に緊張感を感じる?

危うい状況、タイムリミットがある時。

緊張感を作るために、褒美(ゴール)と罰(ペナルティ)を明確にしよう!

ストーリーが以下の流れになっているかチェックしよう
(話ごとに、また全話を通しても同じように)
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具体的なセリフ、具体的なアクション(エピソード)でキャラクターの人柄をみせる

繰り返し、植え付ける(イメージを持たせる、ちゃんと個性があるか確認)

サプライズ(予想を裏切ることが起きる)

バッドニュース、グッドニュース(褒美と罰がある)

タイムリミット(危険な状況、緊張感で、ヒキがあるか)

思い通りに行きそうで行かないギリギリのライン(もどかしい、続きが気になる)
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さらなるバッドニュース!さらなるグッドニュース!
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