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果汁100%?濃縮還元の罠

おはようございます。3連休最終日ですね。日本列島に寒波到来。ご自愛ください。

さて、今回は、果汁100%ジュースを体によいと思っている人向けのコラムです。果汁100%ジュースがコンビニやスーパーに並んでいますが、ほぼ例外なく濃縮還元法なんですね。また、日本の食品表示法では数%の添加物の混入は表示義務がないこともあり、糖尿病が悪化すると考えられる低分子100%濃縮還元ジュースを日常的に摂取している人が散見されます。

そもそも、ジュースを圧搾すれば、オレンジジュースなら何個のオレンジが必要になるかを考えれば、陳列棚に並んだ100%ジュースの値段は「ありえない」と感じるはずです。(感じないか??💦)

一杯のジュースをつくるのに、たとえば、みかんジュースなら何個のみかんが必要でしょうか。少なくとも8個ぐらいだと思います。そうなると一杯、700円ぐらいでしょうか。作るという手間暇を考えると、1000円でも安いのではないでしょうか。

濃縮還元といっても方式は数種類ありますが、一般的に効率がよいのは真空蒸発法です。低圧容器で水分を蒸発させます。この過程で香りの成分が失われます。ペースト状で保管したり、あるいは、乾燥粉末にします。この粉末やペーストを使って、水で薄めていくわけですから、果汁100%ではなく、水に粉末を入れたものを果汁100%と表示しているのが日本の100%ジュースです。

そうなると水っぽくなります。また、果汁の香りがありませんので、こうした不自然さを補うために、濃縮還元100%ジュースは香料や砂糖といった添加物を使用します。精製された白砂糖や砂糖代替の合成物質です。香料は、数十の種類の化学物質からなる合剤です。もちろん、ひとつひとつは安全とされています。

しかし、わたしの食に対するコラムでは、分子量の小さいものを避けることが大事だと繰り返し主張しています。体をしっかりと動かすためには低分子ではだめだ、という主張なのです。香料や精製糖を使うことは低分子が体に混入することになり、免疫等の体のシステムが過剰に作動するわけです。

濃縮還元果汁は、効率がよく、輸送費・倉庫代が安くつきます。水である程度薄めるので水と果汁との比率をコスト有利に設定できると思います。ただ、香料や糖の低分子添加物が含まれてはいることが、わたしの食の原則(低分子は避ける)に違反してしまうので、わたしは摂取していませんし、孫にも飲ませません。

ストレートジュースの香りは格別

ストレートジュース

「本物」の100%ジュースは、ストレートと呼ばれ、見分け方は簡単です。上の写真のように成分表示面に「オレンジジュース(ストレート)」と書かれています。

家庭で作るストレートジュース

家庭で圧搾して、よいハチミツでつくる100%ジュースはとてもおいしいです。ビタミンCをとることが風邪予防になります。

以下のショート動画はわたしが名古屋に帰省するときに、鍋田さんと作ったかぼすの圧搾の様子です。このかぼすは無肥料・無農薬です。友人から頂きました。お湯にゆっくりとハチミツを溶かしながら、ハチミツ湯とかぼすエキスを1:1の比率で混ぜて飲みます。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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