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「悪気がない」ほどタチが悪い

「私の腹筋は割れている。まだ見えていないだけ」と念仏のように唱えている38歳です。
本日は「悪気はない」について書いています。
悪気がないと言われると許してしまいそうな言葉ですが、悪気がないからこそ深刻ということもあります。

過去に会社のお取引先さまに、「御社の◯◯さんってこういうところあるよねー」と世間話として言われたことがありました。

その人と私の関係性から、「いやホントすみません。本人は悪気がないんですけどね…」
と返しました。

すると少し間を空けて、「悪気がないからこそまずいんだよね」
と言われた記憶があります。
その時はその意味が、瞬時に理解できなかったのですが、
「大事なことをチクリと言われているな」という感覚を持ったことは覚えています。

当時、僕は、関係性に甘えて「悪気がない」と伝えれば大目に見てもらえるだろうと思っていたんでしょう。でも、その人が教えてくれたのは、「無意識で悪気なく行うことほどタチが悪い」ということでした。

本人が相手に不快感を与えていることに気がついていない分、現時点で治す手立てがないんですよね。まずはそのことに気づく必要があります。なので、相手に不快感を与えているとわかっている状態で「悪気があってやっている」方が、まだ解決や改善の見込みはあるのでしょう。

ビジネスのシーンで「悪気はない」なんて甘えた言葉を使ってはいけないなと、その人から教えてもらいました。そもそもの言葉の意味合いも知らなかったわけですが。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

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