「月曜一限に向かう途中で聴きたい一曲」プレイリスト【Side B】
FM局 J-WAVEによる大学生・専門学生コミュニティ「WACODES」。
WACODESメンバーがシチュエーションに合わせて選曲し、プレイリストを作るこの企画。音楽やカルチャーが好きなWACODESの選んだ音楽が、日常の名もなき瞬間を彩ります。
今回のシチュエーションは「月曜一限に向かう途中で聴きたい一曲」。
シチュエーションに合わせたエッセイとWACODESによる選曲理由を合わせてご紹介します。
<プレイリスト>
<続くってんだったら仕方ない>
正直、まだ眠い。布団から出たくない。今日が月曜だということを受け入れたくない。レジュメを読み上げるだけのような一限が待っていること、これは特に認めたくない。否認の連続、だけどこれはしっかり現実が見えている証拠でもある。
やっとの思いで家を出たけど、まだ眠い。なんでこんな思いをしながら家を出ねばならんのだ。もっとこう、朝はゆっくりニュースでもチェックしながら、苦めのコーヒーで頭をすっきりさせていくような、そんなぼんやりと、だけどはっきりとしたイメージがあるのに、なんでこうなんだ。週末の過ごし方のせいか?何度原因を考えても、浮かぶのは自分だ。家を出る。歩く。まだ眠い。
誰も望んでいないはずなのに、朝早くから人は動き出し、私には月曜から一限がある。誰も望んでいないはずなのに、しかし誰も文句を言わないから、この社会は続くのだろう。時々感心してしまうと同時に、この状態にしっかりと文句を言うような上位存在への期待も抱いてしまう。いけない駅へ急ぐ脚が遅くなっている。
駅に着いたはいいものの、電車が遅延しているらしい。いつもこの時間、一人でのほほんと過ごしていた自分を叱るように、私が社会に生きている現実を時間からずれる電車が突きつけてくる。ここでようやく目が覚めてくる。毎週毎週嫌な目覚めだ。マスクの中で少しため息をつく。いまだに浮遊間の残る頭に割り込んでくる駅員のアナウンスをよそに、私はイヤホンをはめる。音楽でも聴かなきゃやってられないってなもんだ。声喧しく動く箱の中に脚を突っ込んだら、また7を数えるだけの毎日のスタート。仕方ない。だけどもう少しだけ、最寄りの駅まで、一人の世界に居たい。
<選曲理由>
・Shake a Tail Feather (feat. Ray Charles)
/ The Blues Brothers,レイチャールズ
とりあえず気を紛らわせるしかないね。
by モンブラン13世
・まあいっか / chelmico
chelmicoの脱力系ラップを聴くとめんどうだけど取り敢えず頑張るか…「まぁいっか」の精神で何とか乗り切ることができる!
by みみみ
・木枯しに抱かれて / 小泉今日子
車内で口パクして歌っていると、あら不思議。憂鬱が切ない感情に大変身!(マスクをつけているので、周りの方にはご迷惑をかけてはいないと思います)
by 秋は夕暮れ
・STAYIN' ALIVE / JUJU
歌詞を聞いて頑張ろうってなる。「お先真っ暗ってそれ目を塞いでるだけ」の部分が好き
by シルバー
・ピースサイン / 米津玄師
ステージの花道をピースサインを掲げながら歩く米津玄師と自分を重ね合わせながら、自分はできると思い込みたい。
by ユーカリ
・ヒトリセカイ / 10-FEET
「バイプレイヤーズ」というドラマのオープニング曲で、朝聞くと、また月曜から気合を入れ直すか!と思えるから。
by ねこ舌先生
・きみはマザーファッカー/ ザ・リーサルウェポンズ
元気がある時は、脳内で合いの手を入れたりして憂鬱を吹き飛ばします。さあみなさんご一緒に。
by まっか
・ナンダカンダ / 藤井隆
なんだかんだこの曲しか勝たん。名曲。
by すみ