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謎で怖くて可愛い隣の子

『○○○○    高校2年生    ばか 
 サッカー部 顔は整っている』

ピピピピッピピピピッ カチッ

○: …へいSiri、今日の気温は〜?

「今日の気温は最高摂取1℃最低摂取−5℃です」

・・・暖冬ってなんだろう

まだ完全に起ききってない脳みそを起こそうと窓を開ける

○: …さむっ

3秒で閉めた

ゴンッ!

○: うおっ!!!

閉めてすぐに雪玉が飛んできた

え?、、、本当にどういうこと、、、、?

いきなりの出来事に一瞬本心状態になったがすぐに窓を開ける

周りを確認するが誰もいない

たまたま何かが飛んできたんだろう

そう、たまたまだ。

今のことは忘れよう。

そんな事も束の間、母から地獄の言葉が飛んでくる

母: 〇〇ー、何今の音?起きてるのー?

母: 起きてるならお父さんの雪かき手伝ってきて〜

えぇ…やりたくねぇ……

母: 聞いてるー?

母: 雪かき終わったらお小遣いあげようかなって思ったんだけど、寝てるなら仕方n

〇: おはよう母さん、ちょっと雪かきしてくる

ガチャッ

母: チョロい子ね〜

・・・・・・・・・・

○: おはよ父さん。雪かき変わるよ

父: おぉ、おはよう〇〇。ありがとうな

○: 父さん家の中で休んでて良いよ、後はやっとくから

父: そうか、後はよろしくな

父さんが家に入ったのを確認してからイヤホンをして雪かきに取りかかる

雪かきをはじめて5分ほど経った

○: ♪〜♪〜♪〜

ドンッ

○: いてっ

背中に衝撃を感じ後ろを向いた

?: ニコニコ😊

○: ………

○: えっと、、おはよう理子ちゃん

理: うん!!!

この子は隣に住んでる遠藤理子ちゃん

親同士で仲が良く、小さい頃は結構遊んでいたが、中学生になった途端に理子ちゃんが僕を避けるようになった為あまり話さなくなった。

そして最近は変にちょっかいをかけてくるようになったのだ

おそらくさっきの背中の衝撃はこの子が投げた雪玉だろう

今は雪玉だが

春はフキノトウ

夏は石

秋は松ぼっくり

と季節によって投げる物が変わっている

石に関しては4ぬ可能性あるんだよ?

しかも、ちょっかいはかけてくるが、どうしたことか、何を聞いても喋ってくれないんだ

最近はずっとこんな感じで

正直、めちゃくちゃ怖いんです…

いや、てか、おはようの返しでうんって…

会話できてないよねこれ。

笑顔は可愛いけどさ?めちゃくちゃ怖いからね?

それから1分おきで雪玉を投げてきた為、すぐに家に避難した

なんなんだ…

謎すぎるんだが…

・・・・・・・・・・

登校中

すっごく視線を感じる

後ろを振り向くと

理: ニコッ😊

…どういうこと?

・・・・・・・・・・

授業中

○: …

理: 😊

〇: …

理: 😊

○: …なんで後ろ向いてるの?

理: ニコッ😊✌️

いや、ニコッじゃなくて…

・・・・・・・・・・

放課後

いや、下駄箱の前で待ってるし…

理: Σ( ˙꒳​˙ )

あ、気づかれた

理: ニコッ😊✌️

だから何それ、めちゃくちゃ可愛いんだけど!?

○: あの、理子ちゃん

理: ニコッ😊

○: 一緒に帰る?

理: ニコッ😊✌️

多分これは…いいって事だよな

?: 〇〇君、ちょっと来てもらえないかな、?

○: え、あ、はい! 

〇: ごめん理子ちゃん、ちょっと待ってて🙏

??さんに呼ばれて校舎裏に行く

○: どうしました?"山下"先輩

山下先輩こと山下瞳月さん
僕のひとつ上の先輩で学校のマドンナ

サッカー部のマネージャーをしていて、去年僕がサッカー部に入った時から可愛がってくれている

そんな先輩からいきなり連れてかれてこんなことを言われた

瞳: 好き!!

○: …へ?

瞳: だから、好きなの。〇〇君のことが

え、山下先輩が俺のことを、好き?

気持ちの整理が追いつかない

瞳: 〇〇君はしーの事好き?

○: いやぁ、えっとぉ…

○: 気持ちの整理が追いついてないというかなんというか

瞳: ごめんな?急にこんな事言うて

瞳: でも〇〇君人気やし、このままやと嫉妬で狂いそうやから早めに〇〇君をしーの物にしたいねん

瞳: あかん?🥺

山下先輩の可愛さに呑まれそうになっていたその時

○: いてっ

うなじのあたりにチクッとした痛みが数回襲ってくる

後ろを振り向くと

理子ちゃんだった

だけどいつもとは違い、笑っていない、少し悲しそうな表情をしていた

そして理子ちゃんはそそくさと逃げていった

○: なんだこれ…?

理子ちゃんが投げたその紙を何個か拾い、中身を見てみると

そこには

『2020年 4月7日 
 〇〇君と付き合いたい』

『2022年 10月16日 
 〇〇君と付き合いたい』

『2023年 1月9日
誕生日プレゼントで〇〇君が欲しいです』

その手紙を見た途端、僕の中の何かが我慢できない感覚に襲われ、自分が走ってると気づく前に体が動いていた

瞳: 〇〇君… 絶対幸せにしたってな((ボソッ

・・・・・・・・・・

ピンポーン
○: 理子ちゃん?いる?入るよー?

家の中に入ると玄関にクリスマスツリーがありそこに「りぃの物」と書かれた靴下があった

その靴下の中には手紙が入ってあり

『2023年 12月25日
〇〇君と付き合いたいです
サンタさん、〇〇君をください』

と書かれていた

?: あっ!!みちゃだめっ!!!!

猛ダッシュで僕が持っていた紙を回収し、自分の部屋に逃げて行った

○: あ、待ってよ!

僕もその後を追いかけ理子ちゃんの部屋に入る

理: ガサゴソガサ(何かを隠す音)

○: …なんで何も言わずに帰るの?

○: 一緒に帰るって約束したじゃん

理: …だって、もうりぃだけの〇〇君にならないから、もうこれ以上は彼女さんに迷惑だし、

○: ふーん

○: 僕は理子ちゃんだけの物になりたいけどなー

理: えっ、それってどういう…

○: どういうって、そのまんまの意味だよ

○: 理子さん、僕は理子さんの事が好きです。
  僕と付き合ってください。

理: ニコ😊

理: はい!よろしくお願いします!

ギュー

○: ふふ、ちょっと強いよ理子ちゃん

理: いいの!これがりぃの愛だから!

○: 紙に書いてたクリスマスプレゼント、届いてよかったね?

理: う、うるさいっ!///

それから10分ほど抱き合って幸せを噛み締めていると、ふと気になったことを思い出した

○: ちょっと聞いてもいい?

理: うん!いいよ!

○: 今こうやって話してるけどさ、なんで今まで喋ってくれなかったの?

理: だ、だって、、〇〇君がかっこいいから…

○: んぇ?

理: 〇〇君がどんどんかっこよくなってきて話しかけるのが恥ずかしかったの!///

○: そ、そっか…

自分で聞いといてあれだが予想だにしない回答が返ってきて気まずくなってしまった為、違う質問を探す

○: あ!

○: そういえばさ、さっき何隠したの?

理: え!?い、いや?何も隠してないよぉ?

○:へー?確かここら辺だったような…

○:あ!あったあった!

理: あー!!ほんとにだめー!!!!!!

抵抗する理子を振り解きそれをみる

隠していたそれはまた紙だった

中を確認すると

『○○君と突き合いたい❤️』

と書かれていた

○: り、理子ちゃん?これは…

理: もういいもん。〇〇君が悪いんだからね

そう言い〇〇を押し倒す

○: ちょ、ちょ!り、理子ちゃん?本気?

理:りぃは本気だよ?〇〇君は嫌なの?

○:嫌って言うか、理子ちゃんを大切にしt

理: 理子

○: え?

理: これから理子って呼んで

理: はい、せーの?

○: り、理子

理: 〇〇君、よくできました👋ナデナデ

理: それじゃあ、いただきまーす❣️

○: ぎゃあああああああああ

『カプッ』

こうして僕達はつきあいました(?)

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