第九話 息子の誕生 ぼんやり願ったら叶ったこと
40歳を目前にぼんやり思っていたこと
31歳で娘を出産してから、娘はひとりっ子のまま小学生になっていた。
仲の良いお友達が姉妹のようにいてくれてはいたものの、私自身、姉がいて姉妹だったのもあって、もう1人いてもいいのかもなーなんてぼんやり思ってはいた。
だからって年齢的なタイムリミットはそう遠くないと感じていたので
産むなら40歳になる前に産みたいなぁ。
また本当にぼんやりと期待をするわけでもなくただそう思っていた。
ら、2022年のお正月にあったラスボスの気付きから半年後くらいに妊娠発覚。
40歳になる年の2月に2人目を出産。
この妊娠出産でも、私の何かを焚き付けるような怒りの出来事や(妊婦なのに!)
素晴らしい助産院、助産師さんたちとの出会い
またコロナ以降ギクシャクしていた家族関係などが
出産を通して解消したりした。
ここはまた長くなるので別の機会にお話しできたらと思う。
出産という大きな転機
今回の出産では、自分もまた新たに生まれ直したような出産となった。
もっと安心して出産したいとう思いから、出産に関する学びを深められる助産院を選び、自分主体で決めていく出産を経験した。
出産を自分主体でするなんて当たり前な事のようで、思っている以上に人任せにしている事が多いことに改めて気付けた。
出産だけでなく、
妊娠中からの食事(栄養)や脳トレ(考え方)、リラックスのための呼吸法、出産当日のシュミレーション、産後1ヶ月の過ごし方の段取りなど、
なんでこれ他の産院では教えてくれないんだろう
と思うような事をたくさん学んで実践し、たくさんお散歩をした。
出産間近まで甲状腺に少し問題があったり、「来週までに戻らなかったら相談ですね」と言われるくらいギリギリまで逆子だったりした。
予定日過ぎてもなかなか陣痛が来なくて「また私陣痛忘れちゃったかな」とヤキモキしながらも
あらゆることが整ってホッとオキシトシンが優位になったタイミングの、予定日より9日遅れた夜中に陣痛が始まった。
助産師さんの多大なるサポートもあって5時間ほどで産まれ、産後すぐからご飯もしっかり食べられた。
3840グラムのビックベイビーだったにも関わらず、ほぼ傷もなく出産でき、
妊娠中の栄養を含めた自分への心と体のケアの大切さを実感した。
知らないうちの栄養不足
長いこと栄養不足だったんだと思う。
体は強い方だけど、メンタル的な弱さは
足りてなかった栄養をプラスしたらだいぶ安定した。
妊娠出産というホルモンバランスが乱高下する中でも比較的安定して穏やかでいられたのも、妊娠中からの食事や栄養面の改善が大きかった。
また産後の赤ちゃんも自分も、栄養がしっかり届いていたのもあって、お互いに穏やかな子育てができている。
乳児湿疹も入院中の4日程食事を整えただけでかなり改善したのには驚き(さすが赤ちゃん)、食べてるもので体は作られていることを痛感した。
育てやすいとはいえ、泣くことも風邪をひくことも、イライラすることももちろんあるけど。
それでも安心して、かいじゅうみたいな神様からの預かりものを見守っていられる余裕が今は心地が良い。
そして願い(想い)は【執着しすぎない】くらいの方が叶うってことが改めてわかった。
続く▶︎▶︎ 最終話 マインドと伝え方と意図力 武器を備えて余裕をつくる
最初から読む▶︎ 第一話 母の死と離婚 突然のお別れ
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