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【2023横浜ベイスターズ】いよいよ本日開幕!サザンならぬ横浜オールスターズの顔ぶれは?

横浜から移籍すると活躍する不思議

いよいよ本日からセリーグ開幕戦。(書いているのは、開幕前夜)
そこで、不肖わたくしめが、横浜ベイスターズのベストオーダーなるものを組んでみました。
名づけて、「ヨコハマ・オールスターズ」
 
でも、ちょっとその前に――。
日ハム新球場の記念すべきホームラン第1号は、横浜から楽天に移籍したばかりの伊藤裕季也選手――と、TV中継でアナが絶叫中!
これって、横浜にとっても、なんだか縁起がよくありませんか? もう関係ないですか?
 
そういえば、同じく横浜から中日に移籍したばかりの細川成也選手もオープン戦の出場機会が多く、長距離バッターとして球団に期待されているのだなという印象をもちましたが、なんと言っても、横浜から他球団に移籍して大活躍した選手といえば、内川聖一さん
(昨年、ヤクルト球団を最後に引退)

日本シリーズで横浜が優勝まであと一歩と迫ったところで、この人のホームランに阻まれてしまったのは、かえすがえすも残念、いや敵ながらあっぱれだったと言うべきかもしれません。

横浜の今シーズンのビッグ・ニュースといえば

さて、今シーズンの横浜ベイスターズのビッグ・ニュースといえば、なんといっても、今年1月までドジャースに在籍していたサイ・ヤング賞(2020年、最優秀防御率1.73)投手のトレバー・バウアー(32歳)の電撃加入でしょう。

「DeNA 3年前にサイ・ヤング賞受賞バウアー投手を獲得と発表」と6ページにわたって詳しく報じる<dNHK全国ニュース>(2023.03.14発信)。いかに衝撃的だったかがわかる報道ぶり

なにしろ、NHKBSの文字ニュースでも6ページを使って詳報したほどだし、正式契約後に三浦監督は、「最初聞いたときは冗談かと思った」というくらいの大投手を獲得したのですから。

横浜ベイスターズの公式サイトでファンに入団のメッセージを送るトレバー・バウアー投手

ご本人は入団会見で「最速154キロの直球で、200個以上の三振を奪い、チームの優勝に貢献したい」と上機嫌でしたが、それもそのはず、ドジャースが通算83勝をあげた(日本でいえば沢村賞クラスの)ピッチャーを手放したのは、知人女性へのDV(2021年発覚、のち不起訴処分)で大リーグから出場停止処分をくらったのが契約解除の理由でした。
したがって、ここ2年間は実戦のマウンドに立っていない、というのが不安材料かもしれません。
 
そんなわけで、もしかするとファンの受けはよくないかもしれませんが、早く以前の強い肩に戻してもらい、4月後半の横浜スタジアムでデビューを飾って勝利し、過去のイメージを払拭してもらいたいと思います。

プロ野球記者・評論家の大方の予想は「横浜3位」

というわけで、先発ローテーション投手からまいります。

横浜ベイスターズの先発投手陣。すべて万全の体制でペナントレースに臨むことができれば、優勝候補の筆頭になるのだが。(ベンチにいるのは小園投手、左は伊藤捕手

【先発ピッチャー】

※先発の駒は揃うが、ローテーション編成が難しそう

◎石田(今年こそは開幕戦勝利を) ◎今永(MBC疲れで休養中)
◎バウアー(期待大)

〇ガゼルマン(オープン戦は合格) 〇濱口(オープン戦はやや不調)
〇小園(オープン戦は合格)〇平良(オープン戦好調、スタミナに難)
△東(オープン戦不調) △上茶谷(オープン戦不調)

▲大貫(ケガで出遅れ)
 
※阪口、坂本、京山、森原は中継ぎか、それとも第2先発か
※新人の吉野(トヨタ自動車)、橋本(慶応大)、新加入のウェンデルケン(ダイヤモンドバックス3A)は、オープン戦登板を見ていないが、早く先発ローテに入ってもらいたい

【理想の先発オーダー】

1 桑原 (センター)
2 林  (ショート) ※駒沢大出身の新人、オープン戦打率3割、攻走
             すべて抜群
3 牧  (セカンド)
4 佐野 (レフト)  不動の4番打者はこの人しかいない!
5 宮崎 (サード)
6 ソト (ファースト)
7 楠本 (ライト)  ※オースティンが本格復帰すれば交代か
8 戸柱 (キャッチャー)

9 今永

ただ、残念なのが、プロ野球記者・評論家のあいだでは――、
1位阪神 2位ヤクルト 3位横浜 4位巨人 5位広島 6位中日
――と大方が予想。
 
その理由としては、得点能力の高い打撃陣は健在で、中継ぎ~抑えは、入江、エスコバー、伊勢、三嶋、山崎と盤石の態勢だが、MBCのせいで、今シーズンは日程がきついため、少なくとも5人は必要な先発ローテーションがうまく組めるか、そこが難しいのでは、と言うのです。
 
そのため、開幕のほぼ9連戦(※4月3日は移動日)の阪神(京セラ)~巨人(横浜)~中日(横浜)の各対戦で相手を確実に叩き、勝率を5割以上にもっていくことがスタートダッシュの鍵となりそうです。

優勝の鍵はラテン的な陽気さをチームが共有できるかどうかにかかっている

もう一つの横浜優勝の鍵は、12球団随一のラテン的な陽気さをチーム全体が今季も保てるかどうか、にあると思っています。

今季の対巨人オープン戦に初先発し、勝利投手となった小園投手の背中に、ウィニングボールをこじ入れようとするエスコバー投手。こうした仕草が言語差や年齢差を一気に飛び超え親和性を生むきっかけになるのでは

その恰好の見本が、MBCで優勝したJAPANチームのコミュニケーション能力の高さに見ることができます。
 
まず、いち早く大リーグからJAPANチームの練習に参加したダルビッシュ投手がチームをまとめるため率先して会食の席を設けたこと、日系のヌートバー選手が日本語ができないためチームに溶け込めるか不安をもっていたことを察知し、ミドルネームの「達ちゃん」Tシャツを着てチーム全員で歓迎し彼を感激させたこと、そのヌートバー選手がチャンスになるとペッパーミルのジェスチャーを全員に行きわたらせたこと、岡本選手が不振にあえぐ村上選手にあえて先輩風を吹かせ、きつい言葉でベンチから送り出して、その言葉に発奮した村上選手がすぐさま2塁打を放つ活躍に導いたことなど。
 
これらのエピソードは、スポーツ選手といえど、会社組織と同じく、ふだんのコミュニケーションがいかに大事かを物語っていると思います。
 
実は、これらの気配りは、横浜ベイスターズがすべてやってきたことです。
オースティン選手がチームにすぐ溶け込んだのも、桑原知野といった選手たちのひょうきんなふるまいが役立っていますし、佐野選手が発案した「デスターシャ!」の掛け声もチームが横浜スタジアムで17連勝の快進撃を続ける原動力になっていました。
 
それとは逆に、ソト選手(プエトリコ出身)のホームラン量産が止まったのは、兄のように慕ったロペス選手(ベネズエラ出身)が退団した翌年あたりからで、ロス心理もあって、チームメイトとあまり話さなくなったように思えますし、ベンチでもガムばかり噛んで会話を避け、ちょっと暗い表情になっているように見受けられます。
 
エスコバー選手(ベネズエラ出身)は同じスペイン語圏なのですから会話もスムーズなはずで、もう少しソト選手のことを気にかけてくれれば、と思うのですが、相性があまりよくないのかもしれませんし、実はグラウンドを離れれば仲がよいのかもしれませんし、すべてこちらの勘違いかもしれません。
 
さあ、横浜ファンの皆さん、球場で、茶の間で、酒場で、声高らかに応援しましょう!

ファイティン!

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