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【横浜ベイスターズ2024】ああ嬉しや、涙ボロボロ、開幕戦に快勝!
▲(トップ画像)恐るべし、21歳の“スーパールーキー”度会隆輝外野手。
暗い世の中だが、スポーツで元気になれるような気がする
2024年になって、姪の結婚が決まったこと以外、明るい話題がなかった。
だから、3月29日のプロ野球開幕はすごく楽しみだった。
横浜ベイスターズの対広島カープ開幕戦が本拠地の浜スタというのもよかった。
横浜ベイスタの選手は、本拠地の試合だと、やたら張り切るからだ。
オープン戦では空席がやや目立ったが、本番のフタを開けてみると、超満員の球場。
こんなにファンが集まるのだという光景を目にしただけで、ぐっときてしまった。
ハラハラドキドキだった開幕戦をダイジェスト
先発ピッチャーの東(あずま)の調子は決してよくなかった。
ボールが高めに浮いて、その甘い球を広島の巧打者に次々と狙われた。
あわや2点を先制されるのではないかという1回表の窮地を救ったのは、俊足とは言えない佐野選手(レフト)のダイビングキャッチだった。
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しかし、東は3回表、広島に5連打され、3点を失う。
その3回裏、ルーキー石上がラッキーな内野安打で1、2塁を埋めたあと、東がバントに失敗し、このまま広島の久里投手に抑えられてしまうのではないかといやな感じがした。
そう悲観しているところへ、“スーパールーキー”の呼び声も高い度会(わたらい)選手が打席に立ち、いきなり高めの初球をライトスタンドに叩き込み、3―3の振り出しに戻してくれた。
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“大魔神”が「何かやってくれそう」と言った直後に、度会が
いつも一緒に応援している連れ合いがたまたま買い物に出てしまったので、一人でバンザイを叫んだのだが、実況解説の“大魔神”こと佐々木主浩(かずひろ)さんが「何かやってくれそうですよ」と言ったとたんの胸がすくような一発だったので、度会という選手はやはり「何か持っている人」なのだと思った。
今年から主将を務める牧選手(セカンド)も開幕初戦ではバッターとして実績があげられなかったが、守りではセンターに抜けるヒット性の当たりを横っ飛びにキャッチし、体をひねりながらアウトにして、ピンチを救っている。
3―3の均衡を破ったのは、8回に代打で出場した大和選手の外野フライとオースティン選手(ファースト)の往年のハッスルプレーの合わせ技、これにより1点をもぎ取ってリードした。
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8回からは、ウェンデルケン~森原投手の危なげのないリレーで、1点差の試合に競り勝った。
試合が終わった瞬間、ボロボロッと歓喜の涙がこみ上げてきた。