旦那芸考(上)
極意の集大成であるからこその秘伝とされる旦那芸、これについての鶴山先生のメモです。鶴山先生も機会あるごとにパフォーマンスとしていろいろ演じていましたから、嫌いではなかったハズです。
昭和60(1985)年9月岡本正剛が「大東流合気柔術」のタイトルの本を出版した。堀川幸道の基礎技を抜きにした技法(旦那芸)の実態が公開されたのである。早速、同年10月20日(日)の朝霞市合気道大会で「俺(鶴山先生)も旦那芸はできる」とその公開に踏み切った。
先ず、中学生を増やすことである。少林寺拳法も四国時代、中学生を基礎作りとし、その後各大学などへ派生していったのである。
総合武術合気会の会員は、横浜、東京、埼玉を合わせて200人近くになってきた。私の「図解コーチ合気道」を全員に購入させることにした。この本は、中学生には習っていない字があるので、ちょっと難しいが、将来この本を読み直したとき、予備軍としての効果が出てくると踏んでいる。
新庄孝夫(鶴山先生著「中国拳法」の表紙のモデルの方)が様子を見に来ていた。私の演武が終わるとすぐ帰った。どうもばつが悪いのかも知れない。(私のところから)離れるか離れないか、今後考え直す時期に来たものと思われる。この大会は司会もPTA向きのものでよかった。演武においても女子の3人半座短刀捌きなどこなしていて中々のものだ。一般客も全然帰らなかった。参加者も40人程度増加して、その両親が見に来るから、約200名を越えていた、これには驚かされた。
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