図表基準・花輪さん資料4
堀川・山本両氏の場合もこの例に洩れない。現在、堀川さんの門人で、北見で幸道会の事務局長をやっていた岡本(正剛)という人が上京して、道場を借りやっているが、これも果たして存続できるか、まだ数年しか経過していないので不明である。長野太郎等が見学にいったところ、生徒は7、8人でパンフレットもない状態であった。ただ、幸道会の支部ではなく「六方会」の名称を使っていた。これは堀川さんとは別派の意味である。近いうちに本を出すとのニュースが入っているが、どの程度の本を出すかは出版されるまで不明である。本が一冊出版されても、その後が続くかどうかで、東京で彼の知名度があがるか、すべてこれからである。この本が幸道会一門の代表として発表されるのか、また、他流の者の推薦(これが一番大事)があるかは、まだわからない。本の出版も自主出版(日本なら50万円で出来る)なら価値なしであるが、大手出版社がかかわっているらしい。(この本とは、昭和60(1985)年スポーツライフ社から出版された「大東流合気柔術」のことです。別稿-岡本正剛著「大東流合気柔術」出版秘話-をご参照ください。岡本氏のその後のご活躍は周知のとおりです。)
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