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大東流柔術講習会3

講習はまず、先生が一人目に技を掛け、その方が二人目に・・・という風に一巡、次の技は二人目の方に先生が技を掛け、その方が三人目に・・・という流れでした。他の方が技をやっている時に必死でメモる、当時はビデオなどありませんから(あっても撮影不可)、覚えるしかなかったのです。
優秀な諸先輩も似たり寄ったりだったようですから、みんなその程度の実力しかなかったということでしょう。このことは鶴山先生も分かっていて、いずれ機会を見て日新館(鶴山先生の武道研究室)で複伝会をやるから、とおっしゃっていましたが残念ながら私にはその機会は訪れませんでした。

先生の説明によると・・・
合気道の源流といわれる大東流は、徳川時代中期以後に大成されたものである。技法の発展ということからすると、柔術→合気柔術→合気之術の順であり、体系的には天(合気之術)・人(合気柔術)・地(柔術)と分かれ、技法理合と理念は上級武士・中級武士・下級武士用と階層別に区分され、大東流三大技法としてとりまとめられている。なお、久琢磨先生の口伝による大東流三大技法の体系(日本伝合気柔術)では、初伝=柔術→中伝=合気柔術→奥伝=合気之術という整理である。

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