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応急処置法3
ねんざ
合気武道の稽古では、不思議とねんざするということを聞いたことがない。しかし、ねんざは競技スポーツにはありふれた怪我の一つとなっている。(中略)
ねんざは、一度すると、また同じ場所をねんざするくせがある。ねんざの一番多い場所は、やはり脚である。つまり、体を支えている関係で、ひざ足首の関節が多い。骨折をしている場合もあるが、リンパ療法をしながら全体を冷たいタオル等で冷やし、骨折、打撲等の原因を調査する。
ねんざだけの場合は、スポンジ又はボール紙等の当て物を側面に当てて、その箇所を圧迫、固定する。できるだけ弾性のある包帯を巻くようにする。この場合注意することは、末端神経・循環障害等が起きないよう、あまりきつく巻きつけないことである。腫れがひどい場合は、幹部はできるだけ上につり上げておけばよい。上肢のねんざは、三角巾で身体に固定させる。下肢の場合は、原則的に歩行は厳禁すべきである。応急処置ができたら、万一のためレントゲン撮影など、専門医の検査を早急に受けるべきである。(同書174頁)
補足説明:ねんざとは、関節をひねるような外力が加わることで靱帯などに損傷をきたした状態、のことです。
軽度:痛みと少しの腫れ
重度:関節が動かない、靱帯の切断
関節の変形や痛み腫れがひどい、足をつくことができない場合は受診すべきです。