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大阪本社に伝わる古武道 大東流(朝日流)合気柔術6

朝日流の名の由来
最後に、表題に付けました朝日流の名の由来をご説明します。
話は前後しますが、石井光次郎さんの紹介で村山龍平道場に植芝氏を招いて稽古していたころ「ただの合気柔術じゃなくて、何か名前をつけたら」という話が持ち上がりました。「朝日流にしては」ということになり、しばらくその名前を使っていましたが「やっぱり朝日新聞が前に出すぎて」ということで、「朝日」の代わりに「」の字を用いたとのことです。
久さんが植芝、武田両氏から習ったものを体系づけ社を去られるにあたって残された総伝11巻も、初めの7巻までは旭流、8巻以後は大東流合気柔術となっています。
スポーツ合気道と違って、現在ではほとんどやる人もいない古武道ですが、一度は朝日新聞にちなんだ名を付けた大東流合気柔術です。滅びゆく伝統文化を守るため、一緒にやりませんか。もちろん社員時間外手当などつけてくれませんが。(完)

補足 総伝11巻について、触れていますが、正確には第1~5巻が合気道、第6巻が大日本綜合武道旭流柔術、第7~9巻が大東流合氣柔術極意總傳巻、第10巻が合氣道警察官用捕技秘傳、そして第11巻が合氣道女子護身術としてまとめられています。

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