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応急処置法16
鼻血の止め方
稽古中、誤ってぶつかり、鼻血を出すことがある。軽ければ静かに寝ていれば止まるが、それで止まらぬときは、頭を高くして寝かせ、鼻孔に脱脂綿かやわらかい紙をまるめて、鼻の奥の方向に圧迫しながら、頭から鼻にかけて、冷やした手ぬぐいで湿布をした方がよい。
古伝では、「鼻血が左の鼻なれば、後頭部左側を軽く短叩(たんこう)し、右側なれば、後頭部の右・・・」とあり、自分の鼻血を止める法は、「充分に仰向いて、物を噛むのがよく、口を開閉しながら、下あごを激しく動かすと止まる」とある。(『図解コーチ合気道』178~179頁)
補足説明:『応急手当(湘南ER著)』によれば、鼻血(鼻出血)の多くは、鼻の穴の入り口近くからのもので、小鼻をはさむ、止血法で止まるとされています。ただし、この方法で30分以上止血しても止まらない場合は治療が必要、とあります。また、出血量が多いと喉に流れ込むことがあり、これを飲み込んでしまうと気持ち悪くなることがあるので、吐き出すよう注意しています。