骨法の堀辺が来た5
彼は、「私(堀辺)は、ベースボールマガジンという公的な雑誌に近代骨法を発表した。発表する以上それなりに色々言う人もいる、だから言うことは考えて発表している。しかるに貴方は一部の人にしか配らない会報の中で骨法を批判している。」再びこのように言った。この主張は要するに「私は正々堂々と公開しているのに、陰で批判するのは卑怯である。」というのである。この認識で裁判対策(証人尋問用)は出来たと思った。相手の認識が名誉毀損罪に該当する不特定多数を対象とした会報(機関誌)ではないという前提での苦情であるからだ。
彼は更に「研究会報なら研究会報でよろしいが、これが学術的な研究をしているものなら私は文句は言わないが、ここに書いてあることは、学術的なことじゃない、全部デタラメな誹謗だけが書いてある。」と言うのである。
「具体的に、この号外のどこに、どのように書いてあるのですか?」私はペンを取り上げ筆記する姿勢をとった。彼は言う、
「例えば、ここに書いてある『これらの真相を知るには東中野駅前にある骨法武術館の歴史を調べればおのずとその回答が出てくる。』の記事などは何が真相というのか?ここに書いてあることは、どこも出鱈目ばかりである。」私は「どこが出鱈目か、もっと具体的に言ってください。」それに答えて、彼は次の項目を指摘した。
「ここに書いてある拳医会診療所の所在地が中野区東中野4-3とあるがこれは誤りである。拳医会診療所の名称は正しいが、中野区中野5丁目中野駅前にあった診療所の看板である。東中野4-3は骨法武術館の所在地である。」と言うのである。真相がどうのと言ってきたが、4丁目か5丁目かでは、しかも現在の骨法武術館の所在地は正しいのである。これが新宿区と中野区では違っているが、会員にとっては別にそのことに目くじらを立て騒ぐ問題ではない、と思ったが、神経が細かいからか本人にしてみれば大変な問題らしい。
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