槍と合気道1
朝日カルチャーセンターの合気道教室では、会員向けに会報を発行していました。この会報は、新規会員の感想文・鶴山先生の指示により会員が書いた論文等・先生自身の論考などから構成されていました。今回から昭和55年に発表(総合武術合気会会報第6号~)された『「槍と合気道」に答えて』と題された論考を紹介します。先生の連載は、途中から脱線したり、完結していないものが多いのですが、本論考も同じ運命をたどっています。飽きっぽい先生の性格からそうなるのでしょうが、書いているうちに興味の対象が変わってしまう、別の事件が起こるということだったのでしょう。
「槍と合気道」に答えて
まえがき 鶴山晃瑞
東京・朝日カルチャー13期の関野さんより「槍と合気道」「刀と合気道」「書と合気道」の3表題による質疑文が提出された。関野さんからのご質問は、私に宛てたものでありますが、回答文を公開することにより、私を後援してくださる会員の皆さまの指針と参考資料に資すると思ったところです。関野さんには、後援してくださる論客として、今後共に合気武道のたゆまぬ研究に励んでいただきたいと思います。関野さんのご質問は、明治以降に周知されてきた武道感に基づく考え方としては、水準の高い内容を持っております。また、このことによりいくつかの重要な問題点を内包しています。(続)
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