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九星術から見た大東流関係者の人間関係の相性3

植芝盛平=七赤金星と塩田剛三=四緑木星
盛平からは何となく気味悪さを感じる相手、マイナスになることはあっても、プラスになることはないと感じる。

植芝盛平=七赤金星と植芝吉祥丸=七赤金星
仕事上で一緒に働く場合は、立場はどうあっても比和(同じ気が重なること)の関係が悪く出て、競争意識と対立意識が激しく、目に見えて現れる。相手の手の内が読み取れるために自分が一歩先を越そうとか、裏をかこうとかする動きもかなり表面化する。二人で何かやろうとしてもマイナスだけが出てくるような関係。
〈寸評〉晩年の盛平に対する吉祥丸の動きは九星術に出てくるとおりであった。

植芝盛平=七赤金星と富木謙治=一白水星
盛平にとって大吉、多くの歯がゆさを感じる相手だが吉となる人物。

植芝盛平=七赤金星と藤平光一=八白土星
植芝総本部で他を押しのけて藤平を最高師範にしたのは盛平であった。この秘密は盛平にとって、藤平はあらゆる意味で絶好のパートナーであったからである。ただの友人や同僚としての付き合いであっても、盛平を色々な意味で啓発してくれ、単に知恵を出してくれるというよりも、藤平の生活態度や人生観というような面で多く学ぶことがある。藤平は喜んで縁の下の力持ちのような役目を引き受けてくれる。藤平にバックアップされれば盛平は非常に効率的に仕事が出来、自分の力の二倍三倍の成果をあげることも困難ではない。藤平の言葉には大変な重みがあるということ。藤平が盛平の何らかの計画を止めるようなことがあったら、その忠告に無条件で従ってもよい。それにつきいくらか疑問があったにしても、あの時踏みとどまって良かったと冷や汗を流すような思いをすることになる。
〈寸評〉盛平と藤平による戦後合気道の発達はまさしくこのとおりである。しかし、盛平と同じ七赤金星である吉祥丸は、合気会の主導権争いから最大の協力者となったであろう藤平を追い出すことで、二代目(自分)の立場を弱めてしまった。
植芝本部道場には岩間道場がありその責任者に斉藤守弘=九紫火星がいる。斉藤は常日ごろから植芝本部内での体制批判の第一級人物である。吉祥丸がやりにくい男なのである。(鶴山先生も九紫火星)

植芝吉祥丸=七赤金星と斉藤守弘=九紫火星
吉祥丸にとって、斉藤に対し一種の利用価値があることを認めながらも、同時に一種の反発感を抱く。斉藤が吉祥丸に対し個人的な反感を持っていないとしても、吉祥丸にとってはうるさい相手なのです。昔の小姑のように箸の上げ下ろしにまで一つ一つの文句を付けるようになる。もし斉藤の感情を害するようなことでもあったら、彼はそのことをかなりしつこく根に持つ。忘れた頃にコッテリお返しが来るようなことが考えられる。だから仕事の上など、出来るだけ当たらず触らず、距離を置いて付き合う方が利口。
〈寸評〉本部道場と岩間道場では物理的な距離があったので、まさにそのとおり。

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