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姿勢について3

ACCで人気があるのは、広池の話が参考になるから、説明が良いからの実例である。ACCの講師陣を見ればそれが判る。例えば、太極拳の楊名時さんは大東文化大学の講師であり簡化太極拳で有名だ。技法的には今一つであると評価されているが、講師として人気があるのは、中高年向きの漢字による語源説明などの講義が好評だからである。東大医学部・教育学部講師から自営の病院経営者となった自彊術の近藤芳朗氏も同様である。このようにACCの講師としては、著名(著書がたくさん)なだけではダメで、シャベクリが大切である。私もそのため大坪先生と付き合うことでその話法をマスターし、その後自己流のものを磨いたのである。
さて、姿勢について、同書58頁に「昔の人たちは、正しい姿勢を保つためにいろいろ工夫や努力をしてきました。茶道、舞踏、能、仕舞、剣道など正しい姿勢を厳しく修行したのです。」とあり、これが健康法として良いという意味で書き連ねてある。では、姿勢を正しくすることについて、本当はどうなのか、ここにあげられたものの起源などから研究してみよう。

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