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大東流柔術講習会2

昭和61(1986)年1月25日(土)午前11時、私は横浜駅の東海道線下りホームの東京よりにいました、集合場所です。鶴山先生の柔術の合宿は、4人一組で一泊二日の日程でした。

11時25分発の踊子7号で伊東に向います。宿泊先は伊東保養所「喜楽荘」、参加者の1名が横浜市交通局にお勤めで、市の契約保養所を予約してもらいました。
崎陽軒のシュウマイ弁当を買って、約1時間30分の旅です。この時何を話したかは忘れてしまいましたが、話術も得意な鶴山先生のことですから、あっという間の移動だったのです。

旅館に着いたら、早速着替えて講習の開始です。
一泊二日といっても、旅館の室内を会場としますから、チェックイン・チェックアウトの時間は決まっており、食事と風呂の時間もあって限られた時間の稽古なのです。この中で、30本の教伝を受けるのです、20分/本といった時間配分でしょう。途中には解説(口伝)もありますから、かなり厳しい時間設定でした。しかも、当時は実力も知識もないレベルですから、わけが判らないうちに終わったというのが実態でした。それでも諸先輩からこれらの概要は聞いていましたから、事前にいただいた「大東流柔術秘伝目録解釈総伝」をコピーして、ルーズリーフに切り貼りメモを書けるよう準備しておいたので、記録だけはなんとか・・・という感じでした。

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