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合気柔術と整体効果(続)(上)

合気柔術と整体効果に関する個条書き的に記載された鶴山先生のメモの続編です。

第1か条中伝は、ヨガでは食欲不振を治すポーズにあたる。第1か条から立ち固めで相手の上体を前屈させてよじらせる(プロレスのコブラツイストのような技、俗に言う万歳固のこと)。これによって、脊髄における胸椎・腰椎・仙骨を直接刺激しホルモンの分泌を促進することで、食欲不振などを改善させるのである。これらの技法(ヨガ化技法)では、ヨガを行動法則として利用している。単なる健康体操・回春法だけではなく、ねじれた窮屈な姿勢・状態で考える、発想することで管理者としての教育がなされるのである。
合気柔術の帯落中伝技は、両手首を掴まれたところ、合気で両腕を制し、帯落に倒し、我のひざ上でアーチ状に極める。これはヨガでいうアーチのポーズで自律神経の緊張弛緩のバランスを保ち、脳への刺激からイライラを解消できるとされている。さらに大東流では、無理矢理、中途半端な体勢をとらされた苦しい中で、物事を考えるという訓練にして教訓となっているのである。
第2か条中伝に、相手の手足を掴み海老反りに極める技がある。これはヨガでいう弓のポーズで脊髄刺激により交感神経・副交感神経を安定させ不快感を取り除き、下半身を充実させる効果がある。

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