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合気術-早島正雄の場合1

早島正雄氏の「合気術」に関する鶴山先生のメモです。
早島正雄氏(1911~1999年)は、昭和3(1928)年に教授代理となった松田豊作(敏美)の門人で、昭和35(1960)年に大東流合気術整体術「松武館」(鎌倉市)を開いています。その後、道家合気術を名乗り道家龍門派を継承し日本道観(いわき市)を設立しました。なお、松田の門人には、八光流を創始した奥山龍峰がいました。
鶴山先生の高弟であった稲益豊氏も先生に入門する以前、松武館において、道家合気術及び導引術を学んでおり「仙学」指導者(昭和54年)にも任じられ(11番目)ています。
 
飯野節夫編著『生命力を強める自然療法のすすめ』という本がある。同書442頁に「合気術・導引術・先心術」の項があった。発行が1977(昭和52)年6月とあるので、早島氏が導引術で売り出す前の宣伝文であった。同書を引用しながら、同氏の説を紹介する。
「早島正雄氏(松武館本部)は、合気術・導引術・先心術の三つがそろってはじめて万全の健康法になるという。これら三位一体の健康法に共通するものは“気”であり、気をととのえることが心身の健康を勝ち取るための土台となる-と早島氏は説いている-合気術も導引術も先心術、いずれも道家の行法であるが、端的にいうと、合気術は武術であり、導引術は体の病気を治す法、先心術は心の悩み精神の病気を治す治療保健法である、といってよいだろう。」(続)

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