武道の呼吸法6
(承前)
早島正雄の導引術
早島正雄が自身の導引術「外小葉・内小葉」を行えば肩こりがとれるという。3回で治るとテレビで宣伝していた。
これは、大東流の小手返の本逆を応用した初心者に教える準備運動が原形である。自分の両手で順小手・逆小手を作り、仕手・受手・極まり方を自習する練習方法である。早島は、これ以外の技法は利用していないようだ。この準備運動は、肩周りのこりをほぐし、血行を改善する効果的なものである。
手順を紹介しておく
外小葉の行
両足を伸して座る
①右の手のひらを額に向けて開き、左親指を右手小指(薬指が正しい)の付け根に添え、手甲を包み込み、4指を親指にかけ
②そのまま、ひじを曲げ右脇の下に持ってくる
③息を口から静かに吐きながら、上体を倒し腕を伸す
④息を鼻から吸いながら、ひじを曲げ元の姿勢に戻る
これを左右3回繰り返す
内小葉の行
両足を伸して座る
①右の手のひらを右に向け(反時計回り)開き、左親指を小指に引っかけるようにして、手甲を包み込み
②そのまま、ひじを曲げ右脇の下に持ってくる
③息を口から静かに吐きながら、上体を倒し腕を伸す
④息を鼻から吸いながら、ひじを曲げ元の姿勢に戻る
これを左右3回繰り返す
(鶴山先生のメモ 終り)