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どぶも手厚い看護に感激したぬいぐるみ病院
少し前にぬいぐるみの病院が話題になっていました。
この記事を見て、
数年前同じようにぬいぐるみの病院の記事を見かけて感動、意を決して実際に手続き、入院、感動したり色々な気づきがあった体験を記事にしよう、と思っていたらパソコンが壊れて画像とやる気を失った事を思い出しました。
時が経って情報の新鮮度と記憶も薄れてきてしまいましたが、せっかくやろうとしていた事だし思い出を下書きではなく公開で残しておきたい。
今更ながら記事を完成させようと思った次第です。
外付HDに画像が残っているかもしれないのですがパソコンがない今アクセスする手段がない…
なんとか発掘できたPC画面をスマホカメラで撮った画像やスクショを踏まえてお送りしたいと思います!
きっかけ
Twitterか何かでその病院を知ったのはおそらく2017年後半〜2018年頭頃。
どぶの事が頭に浮かびました。
どぶとの出会いは小学校低学年〜それ以前です。もう20年以上前…!
私の故郷は中学の時に初めてコンビニができて行列ができたような田舎のためお店もほとんどなく、今はもうないそうですが小さい頃は期間限定で貸し店舗として使われるスペースに行商に来る人達が出現していました。
中古のファミコンソフトが生でゴザの上に並べて売られている絵面も記憶に残っています。今思うと説明書はあったのか、買ってもできるのか不安…!
どぶとの出会いはそんな行商の人のお店の店内ワゴンでした。
ワゴンにドッサリの量産型うさぎぬいぐるみの中から一体を選び出し、食料品を物色していた母親のところに持って行くと、
「500円もすんの?!?!」
今でも覚えている母の驚いた声です。
近年母に当時の話をした時も「あれ500円もすんの?!」と驚いていました。
「こんだけ遊べば元取れたね」とも何度か言われました。
驚かれたものの結局買ってもらえたあの日から20年以上…
どぶとは進学で実家を離れた際に一度離れたのですが、
いつぞやの仕送りの箱の中に入ってたんですよね…
確か私のメンヘラを憂いた父が封入した経緯だった筈。
メンヘラだったのでそこには引っかからずお父さん…そしてどぶ…!(T_ゝT)と喜びました。
それ以来今も一緒にいる存在どぶ
私が死んだ時は棺桶に入れて欲しい存在No. 1、どぶ…
労をねぎらう意味でも死ぬまで一緒にいてもらう為にも一度入院してメンテしてもらうべきなのでは?
そしてぬいぐるみは色々いるがお金をかけてもいいと思えるのはどぶくらい…
そう思った事がきっかけでした。
どうでもいい話ですが昨年NO SMOKINGというドキュメンタリー映画を見て細野晴臣さんといい三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの登坂広臣さんといい〇〇臣という名前はかっこいいなと思った事からどぶ臣に改名しました。
髙島 どぶ臣(20代)
どぶの名前の由来はドブ色からです。
会員登録→入院・エステの申し込み
当時私が利用させていただいた病院はぬいぐるみ健康法人もふもふ会 ぬいぐるみ病院®︎さん。
入院する為には入院の申し込み、その申し込みをする為にはまず会員登録が必要でした。
サイズのような体型情報、名前や出会いなどの思い入れ情報、それから保護者こと申込者の情報等を入力。
その後入院希望の申し込みをします。
ここでだいたいの希望する治療やエステの内容を入力します。(後で変更可)
人気病院のため当時は半年待ち
申し込み方法や入院費用のシステム、待ち時間等は随時変わっていると思うので前向き検討中の方には確認希望です。
私が申し込んだ2018年当時もそれ以前に書かれた紹介ブログ記事などとは結構仕様が変わっていました。
当時の申し込み→入院予約メールが届くまでの目安は半年後。
本当に入院させるかどうかに対して迷いがあったのですが、入院の案内がきてからのキャンセル、治療内容の変更も可能との事だったのでひとまず申し込みを済ませました。
目安通り約半年後に入院可能時期の枠が決まった旨のメールが届きました。
リンク先の予約ページで指定された期間の中から希望日を選択。
いよいよ入院の現実味が出てきます。
「申込金」の振り込み
入院日が確定できたら1週間以内に申し込み金を振り込みました。
その額なんと1万円!(2018年当時)
このお金はあとあと入院費用から引かれる預かり金ではあるのですが、
少なくとも1万円周辺にはなるのか…というプレッシャーがふりかかりました。
これから大切なぬいぐるみを預かってもらう/預かる関係になるため、心が試された体感でした。
当時は金額の大きさに結構おののいたのですが、預ける側も軽い気持ちで預かられて適当に治療されるのは嫌だし、ぬいぐるみ病院さんも適当な気持ちの人からなんかテキトーにいい感じにしといて〜みたいに預けられたらきっと困る筈。
お互いの真剣な気持ちを生むためにとても良い仕組みだと今は感じます。
問診票の記入、旅立ち
問診票に症状などを記入、その他の必要書類とネームタグをつけたぬいぐるみを希望入院日の指定時間に到着できるよう送り出します。
書類は専用のものがダウンロードできてプリントする感じ。
実際書いた問診票
個人的にどぶがスタイルアップした感じになった絵面に当時ツボったのですが今見てもいい…気に入っています。
入院するぬいぐるみに付き添いのぬいぐるみを同行させていいとの事、真剣に考えた結果、岩ちゃんに行ってもらいたいと思いました。
岩ちゃんはハイキュー!!というバレーボール漫画の主人公達のチームの初期のライバルチーム、青葉城西(あおばじょうさい)の岩泉一(いわいずみ はじめ)という人物のぬいぐるみです。
元のキャラクターを知っている方なら分かってくださると思うのですが、頼りがいがあってかっこいい男気のある性格…!
しかし量産型のどぶと違って岩ちゃんは岩ちゃん、集英社ジャンプコミックス古舘先生のハイキュー!!の岩ちゃん。ぬいぐるみの集合写真などに写ったものがもし公式SNSで公開されたりした場合版権などは大丈夫だろうか、同好の人が見た時解釈違いは起きないか、などという点が気になりとても迷いました。着せてる服も大丈夫だろうか…
結局頼りがいを選び付添人にします。服もそのまま。
ネームタグをつけて
緩衝材など入れつつ乗り物に乗せる。
乗り物にバスのような絵を書いたり、旅立つ子達への応援メッセージを書いたりしてもいいのですが、どこまでやっていいのか、いい歳してなんか恥ずかしくなってきた、そうも思うが心配、暗くて怖くないだろうか、郵便事故などになったら本当に無理…様々心が揺らぎます。
不安も吹き飛ぶほっこり到着メール
入院日に到着報告の旨のメールが届きました。
終始の事なのですが、そう、全力で命を持った存在として扱ってくれる!
あと褒めてくれたり、とても優しい…!!!
送り出す前の不安のような事は何も心配いりません。
メールは到着したぬいぐるみ達の様子の写真付きです。
こんな荒いのしかなかったのですが
何かしてもらっています。ネームタグを外してもらっているのかな…!
シチュエーションが細かいんですよ…!
すごい画面モアレ…!
こんな画像でもほっこりです。
岩ちゃんの左手が布団から出てるのとか細かい…!
個室じゃないので他の患者さんもいます。細かい。
本当に診察され、本当に付き添って見守っている…!
画面の前に洗濯バサミが対になる形で置かれてますね…私、何故?
治療プランの最終決定
治療プランと金額の最終確認をメールでやりとりします。
ここで金額の上限や気になる部分を相談し、オプションの追加、外す事も可能でした。
逐一ほっこりメールを届けてくれる
画像付きで入院中の様子や治療の予定など、報告メールが届きます。
〜泡風呂〜
他にもオプションでつけた付添人のナース研修の画像があったんですよ…
すぐ発掘できたのはこのメール本文を撮った画像だけでした…
有料のオプションで高解像度写真データのディスクを焼いてもらえた筈です。
ぬいぐるみご家族の入院検討中でバックアップ環境が弱い方は、私のような事態を想定して有料オプションの検討や画像・メールの保存をお忘れなく!
岩ちゃんは男気も思いやりもある男だから人相手の仕事も心のこもった対応でこなして人気者になりそうです。
病院での退院パーティの写真もあったはずなんですがなんかこれしかなかった…
荒くてわからない、帽子ですかね、どぶが着飾らせてもらっている…!
退院→帰宅
病院を出た旨なども逐一優しい連絡メールが届きます。
退院からの帰宅日、不在で迎えられなかったのですが
表記までもやさしい
家族に抱いた事のある人見知り感情が起きた
多少知人に紹介したりSNSに登場させたりしていたものの、基本的には自分だけのコミュニケーションの相手だったどぶが他者から存在としてしっかり受け入れてもらい、私以外の存在のいる知らない場所で知らない時間を過ごす…
早く会いたい気持ちと共に、自分の預かり知らない世界を経験して違う人みたいになってたらどうしようという、妙な気持ちが生まれました。
母親から聞いた話ですが、妹の出産で入院した母に会いに来た私はなんだかよそよそしかったそうで、私も覚えているんですが、家庭という枠の外の知らない場所にいた家族と会う時は違う人に会うみたいで怖かったんですよね…!出張から帰ってきた父親とかにもそうでした。
面白いもので小さい頃家族に出た事がある人見知り現象が起きました。
そんなこんなと感情が動きましたが再会。
送迎バス!!
かわいい!みんな負傷を治療済み!
前は運転手さん!!
もう一面の写真はなかったです、そういうとこある…!
丁寧なショック緩和の施し
帰宅!!
お
おかえり〜〜!!
ただいま〜〜!!!
手紙…!文字練習したんか…!!(T_ゝT)または代筆…!(T_ゝT)
中のわたの入れ替え、そのわたからキーホルダーを作るのをお願いしたそれ
こんな感じのアップ画像が複数あって当時のテンションの高まりを感じました。
キーホルダーに入らなかった残りの綿にスタッフの方からの手書きのお手紙、処方箋には綺麗な色の飴。確かあと診察券に領収書等々…
書きながら当時感じた温かい気持ちが蘇りました…
まとめ
とにかく病院スタッフの方の対応がどこまでも細やかな上に優しくて素敵で、体験としてのすごい満足感と、存在として扱ってくれる他者が現れる事でより家族的な認識が強まる体験でした。
特にそこまでボロボロでもなかった事に加え、写真が自在に扱えない現状のためビフォーアフターの写真比較などできないですが、問診票に記入していた目鼻の削れも治療され、触り心地もフカフカ、耳の付け根につけてしまった青ペンも綺麗に落としてもらえていました。
綿の入れ替えもする、目鼻の施術時にはパーツを外すという事だったので帰ってきた時にバランスが変わっていたり、変化がわかったら嫌だと思っていたのですが全くの違和感なし。技術面でも安心感を感じました。
〜近影〜
今度赤ペンつけちゃった……( ´_ゝ`)
こんな体験も悪くなかったむしろとても良かった。
信頼のかかりつけ病院ができたぬいぐるみ病院入院見送り保護者体験でした。
書きながらほっこりできました…遅くなったけど書いてよかった!
思い出したきっかけになった記事といい、他にも病院があるみたいですね。
大切な綿の存在がいらっしゃる方、ぜひ!良い体験です!
そんなかんじで!
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