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LIFFの好事例と残念事例:ChargeSPOTとロクシタンの差
前回に引き続き、LIFF(LINE Front-end Framework)の活用事例をご紹介します。
モバイルバッテリーのシェアリングサービスをご存知でしょうか。
飲食店などに設置してある充電器からモバイルバッテリーを借りられるサービスで、返却は必ずしも同じ充電器である必要はなく、同じサービスをやっている他の充電器に返却すればオッケーです。
このモバイルバッテリーの設置位置の検索や貸し借り、支払いをLIFFを使ってLINE公式アカウント(LINE@)上で完結させているのがこのサービスの秀逸な点です。
LINEのチャット画面の下部にリッチメニューを作成し、「レンタルできる場所の検索はこちら」をプッシュするとLIFFが立ち上がり、地図上で設置位置を探し、現地まで行ったらQRコードリーダーを立ち上げ、そのまま支払いまで完了します。
ホームページやよくある質問もLINE上で閲覧できるため、いちいちブラウザまで飛ばされたり戻ってきたりする必要がなく、とてもストレスフリーです。
逆に少しもったいないのがロクシタンのLINE公式アカウント。
LIFFを使いLINE上で会員カードとの連携が出来るようになっていたり、LINEスタンプのプレゼントも組み合わせていて面白いのですが、
店舗検索、HOLIDAY GIFT、そして送られてくるリッチ画像に至るまで、プッシュすると毎回ウェブブラウザに飛ばされ、非常にストレスを感じます。
本当にユーザー目線に立って設計されたサービスが少ない中で、ChargeSPOTのLINE公式アカウントのUX(ユーザーエクスペリエンス)は久しぶりに出会えた好事例でした。
バッテリーのシェアリングサービス自体はまだまだ見かけることも少ないので、ぜひ頑張ってもらいたいと思います。