私のサッカーノート/#20 大谷琉晏(関西第四代表 聖泉大学)
①サッカーとの出会い
サッカーの出会いは、小学5年生の時です。きっかけは友達の妹に少年団の体験に誘われたことでした。体験に誘われた時は、サッカーには全く興味がなく、むしろ野球の方が好きで、体験にもしぶしぶ行ったことを今でも覚えています。しかし、体験してみると楽しいと感じ、その日に少年団に入ることを決めました。
中学は、地元のクラブチームに所属し、北海道という土地柄もあり、夏はサッカー、冬はフットサルでの活動でした。色々な大会に参加し、年間を通して様々な経験をすることができ、沢山の刺激を受けた3年間でした。また、同世代の人だけでなく、高校生や大学生とも一緒にプレーをした事で、技術面は勿論、取り組む姿勢なども刺激を受け、充実した3年間だったと改めて感じます。
高校は、高校の女子サッカー部に所属し3年間活動しました。入学当初は怪我が多かったり、試合に出られなかったりと悔しい思いもたくさんしましたが、それ以上に、良い指導者や仲間の元でサッカーに打ち込めた事は幸せな事だったと感じます。また、3年生の時にはキャプテンを務めたことで、人間性の部分も大きく成長させてもらいました。
②大学生活と大学サッカー
第一に、大学での生活はこれまでの高校生活とは違い、授業の空き時間などに、グラウンドでボールを蹴ったり走ったりすることができて、サッカーに打ち込む時間が増えたと感じます。
1回生の頃は、授業終了後に部活をして、帰宅後も自分で料理や洗濯などをするという生活に疲労困憊の毎日でした。しかし、2回生からはその生活にも慣れ、勉強や部活の他にも、アルバイトなどもできる余裕ができました。3回生になった今年度は、自粛期間によって自主練習も思うようにできない日々が続きました。しかし、その状況下で今できる事は何かを考えて取り組んできました。生まれ育った街を離れた生活を送ることに対してはそれほど不安はなかったのですが、実際に離れてみて、家族のありがたみや単純にサッカーが出来ることは当たり前ではないという事を改めて痛感させられました。
次年度、4回生を迎えます。今までの経験を活かし、有意義な時間の過ごし方と自己実現の一歩を踏み出すべく準備を進めていきたいと思います。
③将来のビジョン
私の将来の夢は、正直なところまだ明確に決まっていません。このままサッカーを続けるのか、別の新しい事に挑戦するのかもまだ定まっていません。サッカーを始めてから11年が経とうとしていますが、小学校5年生から現在まで続けてきたサッカーという存在は、色々な物をもたらしてくれました。自分が生きてきた中で出会えた人の大半はサッカーという存在があったからだと感じます。そんな自分自身の生活の一部になっているサッカーを辞めるという事は、全く想像もつきません。ですが、11年間続けてきたサッカーでの経験を活かし、新しい事にチャレンジする事も1つ自分にとっていい経験になるのではないかと考えています。
どちらの道を選択するにしても、人との出会いや繋がりを大切にしていきたいと思います。卒業まで1年しかないですが、プラスに考えればまだ1年という時間があります。なので、自分の人生に後悔しない様に、じっくり考えて将来のビジョンを明確にしていきたいと考えています。