#25【インカレ優勝校】早稲田大学主将 4年 加藤 希の花が咲くまでの道
①インカレを振り返って
まずはこの場を借りて、今大会の運営に携わってくださった運営関係者の皆様に心より感謝申し上げます。また、決勝戦においては、大雪の中試合を運営していただき本当にありがとうございました。
早稲田大学ア式蹴球部女子部創部30周年という記念の年に、インカレで無失点優勝する事ができ、大変嬉しく思います。今大会では、自分達の力を全部出し切ろう、挑戦者として「挑」み、「越」えて行こうという共通認識をもって戦いました。選手や学生スタッフ、スタメン・ベンチの選手、メンバー外の選手とそれぞれの立場で各々が今できる全力を出して戦った結果、このインカレ優勝に繋がったと感じています。
また、私たちがどんな事があってもブレる事なく挑戦し続けることを諦めずに来られたのは、スタッフの方々、OBOGの方々、地域の方々、大学関係者の方々など、多くの方の支えがあっての結果だと思います。本当にありがとうございました。これからも、ア女の応援をよろしくお願い致します。
②今後の目標・これから咲かせたいこと
今後は、後輩たちが強い早稲田、ア女を体現してくれると期待しています。今シーズン、全員が100%良い思いをした訳ではないからこそ、それぞれの目標に向かって、自分らしく残された大学サッカー人生を駆け抜けてもらいたいです。
私個人としては、このインカレを最後にサッカーから離れる決断をしました。これまでのサッカー人生では、非常に多くの経験をさせていただきました。早稲田の主将をさせていただいたこと、なかなか勝てない試合が続いた中で、試合に勝った時の嬉しさ、チームの仲間と過ごす何気ないひととき、日本一になりチーム全員が喜んでいる姿は、サッカーをしていたからこそ感じられた最高の景色でした。時には、立ちはだかる壁に心が折れそうな時もありました。しかし、そんな時は周りの人に支えられて乗り越える事ができました。これからも多くの壁を経験すると思いますが、周りの人から学び、技を吸収し自分のものにしてきたように、困難な状況でも最後まで諦めず頑張りたいと思います。
これからはまた別の舞台で、一つ一つのことに感謝しながら、目の前の事に挑戦し続けて参ります。
本当にありがとうございました。