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【自民党改憲草案反対】 新しく作り直さなければならない憲法の話

 自民党による日本国憲法改正草案は、グローバリストたちの思惑が満載であり、右傾化どころか、左派全体主義化の流れの上にあります。私たちは、巧みに騙されているのです。

 現下のウクライナ問題を見ても明らかなように、いわゆる保守とされてきた勢力(に属していると思われてきた人々)が、悉くグローバリストたちと共同歩調をとり、反ロシアで意気投合してる姿は、私の目には異様です。

 ロシアは自存自衛の(ウクライナ国内で弾圧を受けてきたロシア系住民を守る)ために、我慢に我慢を重ねた末、ついに東部2州の独立を承認し、その平和維持(自国民保護)を名目に軍を投入したのです。

 グローバリストたちは、それをウクライナ侵攻・侵略と呼んで、一方的にロシアを非難していますが、(自公保守政権であるはずの)日本政府まで、その論に同調するのは間違えです。少なくとも、日本は中立であるべきです。

 なぜなら、日本も約80年前、同様の企みに嵌って結果的に真珠湾を攻撃し大東亜戦争に突入、グローバリスト勢力から一方的に悪者に仕立て上げられながら、遂に大敗を喫する羽目に陥ったからです。そして連合国を代表したアメリカによる日本占領。日本の保守勢力は、その屈辱の史実を充分理解しているはずです。にも関わらず、実に安直に、グローバリスト勢力の喧伝に乗っかって、今、日本政府(保守政権)は反ロシアの連合体に加わっています。実に愚かな話です。

 つまりこれは、私たちが保守政権と思っていた自民党(を主軸とする)政権は、実は本来の保守ではなく、むしろグローバリストたちに操られた偽物の保守勢力だったということなのです。

 それに加えて、平和主義を掲げた日本国憲法を擁する私たちの国の指導者たる者は、紛争の片方の当事国を支持して事実上紛争に加担するのではなく、中立の立場で、紛争に距離を置くとともに、むしろ紛争を停めるために労を呈するべきなのです。従って、真の保守政権であるかどうか以前の問題として、平和憲法の主旨を政策行動で示すことができない岸田自公政権は、直ちに退陣するべきです。

 かくのごとく、自民党は保守の仮面を被った偽物で、その実体はグローバリストたちに操られた操り人形だということが、はっきり判りました。

 グローバリストたちの操り人形がこしらえた日本国憲法改正草案など、日本国が否応なくグローバリズム=左派全体主義化に雪崩れ込むよう仕組まれている/設計されていると、相場が決まっています。そこだけ見ても、自民党が目論む憲法改正など碌(ろく)なものではないのは明白です。

 私は、自民党が目論む憲法改正に反対します。自民党による日本国憲法改正草案に反対します。

 しかし、そもそもグローバリスト勢力によって英文で作られ、天皇陛下を人質に取られた状況で受け入れるよう迫られ、強制的に発布・施行させられた日本国憲法など、いつまでも温存すべきではありません(当時の国民は日本国憲法を歓迎したとされていますが、早い話、巧みに洗脳されていたのです)。ゆえに、日本国憲法は破棄されるべきであり、その代わりに、私たち日本人の手で/筆で、もう一度、私たち日本人のための憲法をいちから書き直す必要があると、私は考えています。

 いずれ、私は『日本皇国憲法草案』として、いちから作り直す新しい憲法の案を世に出したいものと夢想しておりますが、それは明治期に作られた大日本帝国憲法の焼き直しではなく(註/かつて私は大日本帝国憲法復活論を書いたことがありましたが間違っていました、訂正いたします)、例えば、飛鳥時代の『聖徳太子による十七条憲法』や明治政府を発足させる折に明治天皇により皇祖皇宗への"誓い"として煥発せられた『五箇条御誓文』などに散りばめられた"日本精神"を基軸に、日本の国の在り方と国柄に合致し、かつ万民豊楽・国家安穏(自由と平和)・五穀豊穣・転禍為福(程良い豊かさと幸福)を旨とする、日本らしい憲法でなければならないと、私は強く念じています。


十七条憲法
五箇条御誓文