渡来人がつくった日本
日本は、もとより移民の国だったのです。
純血たる日本人なんて、今、どこにもいないでしょう。
いますか?
いるのなら、教えてください。
後になって、我々が日本と呼ぶようになった島々〜日本列島には、私たちが『縄文人』とお呼び申し上げる、超古代からの祖先〜原住民族さまたちが暮らしておられたようです。およそ20000年もの長きに亘って。前回の氷河期が解かれてから、ずっとみたいな。すごいなあ。フツーに考えて、現代人類の原初の一つですよね。
独自の、全くもって稀有なる『縄文文明』が築かれ得たのは、ある時期、この日本周辺の”大地殻変動”によって、日本の島々が大陸から切り離され、隔絶されたから。
それはもう、大自然=『天』の営みによるものです(地震兵器なんて、さすがに当時は無かったでしょうからね🤣)。
その後、人間たちが技術を得て、海を舟で渡れるようになってから、いろいろな人びと(渡来人たち)が日本の島々に上陸し始めました。おそらく、いわゆる縄文晩期〜弥生と称される過渡期の日本。諸々の地は、ときに無法地帯のようにもなりながら。
争うことを知らなかった縄文人たち=私たちの始祖は、まさしく海外からの訪問者=渡来人たちを、受け入れるでもなく拒否するでもなく、一旦、とにかく迎えて、成るに任せたのだろうと感じます。それが、ごく自然だからです。
渡来人たちと肌や性が合わないと感じれば、私だったら、新天地を求めて移動したことでしょう。おのれが自由人であるとの矜持を失うことなく。
縄文の祖先たちとて、それは、おそらく同じだったのだろうと推測します。いにしえの彼らがどう感じ、どう考えたかに依拠します。もちろん、直感的雑考の域内です。
申すならば、新たに現れた渡来人たちを拒否して、その場を離れ、新天地を求めて移動を開始した縄文の人たちと、新たに現れた渡来人たちを受け入れ、混交し、共存の道を受け入れた縄文人たちと、いろいろ居たのだろうと思われるわけです。当たり前の流れです。
それで、いいじゃないですか。
いにしえの太古も、今まさに自分が生きている現世現実も。
外国人排斥など、私たちの遠い祖先の時代には、たぶん無かったんだろうと思いますよ。
なぜなら、古来より日本は、移民の国だったのですから。
お尋ねしますが、あなたは純血の日本人なのですか?
純血・純粋たる日本人って、誰のことですか?
我こそは純血の日本人であると言うかた、恐れ入りますが、手を挙げて頂けますか😋?
アメリカ合衆国は、たかだか250年ぐらいしか”記述歴史”のない、極めて軽薄にして、結局のところ偽ユダヤ勢力に乗っ取られ、支配された移民国家なのですが、いっぽう我が日本は、少なくとも3000年余りの歴史を刻んだ、伝統的な移民国家なのであります。
そこんとこを、忘れちゃいけねえ。
私の認識は、以上、かくの如し。
自分自身の『血』を考えたとき、まさに自分自身が多種多様な人種や魂の合成であるに違いないと感じるので、今、この現世現実にあって、海外から日本へ入ってくる『渡来人』たちを拒絶・排斥する意味が、私には、まったく解せません。
そうでしょ?
私たちの血の大半は、海外からやってきた渡来人こそが、その主たるルーツだったのです。
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