松竹梅〜自然のうちに健康であり続ける生きかた
松竹梅(しょうちくばい)は、
遠く平安時代、大陸王朝の宋から『歳寒三友』と称し、文人画で好まれる画題のひとつとして日本に伝わり、江戸時代中期から、縁起が良いと珍重されるようになった植物です。
松は特上、竹は上、梅は並と、日本料理のランク付けにも使われますが、とくに根拠は無いようです。
松の葉には、
下段↓で引用させていただいたように、驚くべき素晴らしい効能があるのですね。
竹には、
抗菌・鮮度保持に有効な優れた効能があります。竹の皮で、お結びや肉・魚を包んだり、笹寿司、笹かまぼこ、和菓子などにも用いられます。消臭効果も竹炭などで知られています。竹酢液には殺菌・消毒効果があります。
梅の効能と言えば、
クエン酸による疲労回復・血糖値の上昇抑制・健胃整腸・尿量を増やす・活性酸素除去など多様で、梅干しにすると豊富なカルシウムが得られ、骨粗しょう症予防にも効果があります。抗菌作用も、古くから知られています。
松竹梅には、
そもそもこうした天より授かりし優れた自然の効能があることから、太古の昔より重要視され、大切に扱われてきたのでしょう。
大自然には、癒しのパワーが満ち満ちているのです。
大自然の一部分である私たちの身体にも、自らを癒す働きが備わっています。
自然療法や漢方医学は、大自然の癒しのパワーと癒す働きとを、効果的に結びつける方法論なのですね。
西洋医学にのみ偏らず、自然療法や漢方医学をさらに活用して、まさしく自然のうちに健康であり続ける、より良い生活を心がけてゆきたいと思います。
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