天剣術（７）～ご先祖様の因縁と拾得の紀州訪問

さてもさて
本日も剣術家ヒロちゃんのお宅にお邪魔しようと歩を進めているところです

あ、ご紹介がおくれました
わたくし凡智小十郎（ぼんち・こじゅうろう）と申します
名探偵・明智小五郎先生に及ばぬ「凡智」ゆえ、このような名前を名乗らせていただております

凡智　ごめんください…あれ、本日もお留守のようですね

拾得　あ、凡智さん、いらっしゃい

凡智　拾得さん、おはようございます。おや、どこかお出かけでしたか？

拾得　はい、紀州和歌山のほうに出かけていました

凡智　なんと、和歌山といえば白頭狸先生こと落合莞爾先生こと南光院璽應法師様がおられるところですね

拾得　はい、その璽應法師様にお会いしに行っていました

凡智　さてもさて！

拾得　戦略思想研究所の中森護様が主宰されている白頭狸先生による「洞察帝王学講座」では月に１度、先生の動画を配信しているのですが、今回はその撮影に立ち会わせていただきました

凡智　そうだったのですね

拾得　それともう一つ、大切な目的があったのです

凡智　大切な目的とは何でしょうか

拾得　はい、それは加太春日神社にお詣りしに行くことです

凡智　なぜ加太春日神社にお詣りに行くことが大切な目的であったのですか？

拾得　加太春日神社には大塔宮（護良親王）様の璽がお祀りされていて、大塔宮様に御挨拶に伺うことが大きな目的であったのです

凡智　そうだったのですね。白頭狸先生は大塔宮様の御子孫でいらっしゃいますね。ところで拾得さんは大塔宮様とご縁があるのですか？

拾得　うーん…それはわかりません

凡智　え？

拾得　頭では良く分からないけれども、心が勝手に動いてしまうという経験をしたことが、凡智さんにはありませんか？

凡智　うーん…どうでしょうか？

拾得　わたしの場合は、ほぼそれです。心が勝手に動いてしまう、そして、それを止めることはしないのです

凡智　はー、それが拾得さんの生き方なのですね

拾得　はい、そうなります

凡智　それで大塔宮様にお会いしていかがでしたか？

拾得　はい、神祠の御前で手を合わさせて頂いたのですが、とても明るく爽やかな風が流れていました。天気予報では寒気の影響で天気が崩れるというような予報だったのですが、当日は空も晴れ渡り、とても心地の良い天気でした

凡智　でも、どうして大塔宮様をお詣りしたいと思われたのでしょうか？

拾得　ご先祖様の因縁か、過去世の記憶か、どちらかだと思います。ご先祖様の因縁であれば血統、過去世の記憶であれば霊統となりますが、霊統も血統的なつながりがないところには転生しないという話を聞いたことがありますので、ご先祖様の因縁と言って良いかと思います

凡智　どういった因縁があったのでしょうか？

拾得　それは今のところわからないです。そういえば白頭狸先生がnoteで「染色体＝パスワード理論」のお話をされていて、先祖代々の意識や記憶がクラウドとして存在していて、パスワードを揃えていくことで、そのクラウドの意識や記憶が開示されていくということでしたので、今回の加太春日神社参詣がパスワードのひとつになっていることは間違いないかと思います

凡智　なるほど。白頭狸先生にお会いしていかがでしたか？

拾得　それはもう至福の時間でした。白頭狸先生の鷹揚なお人柄に陶然として、湯水のごとく溢れる卓説をただただ傾聴するばかりでしたが、ご一緒することができてとても幸福でした。和歌山はお魚も美味しいし、気候も穏やかですし、とても良い土地ですね。

凡智　わたしも機会があれば是非お伺いしたいです

拾得　そうですね。是非ご一緒しましょう。それにしても２日間、夕食をご一緒させていただいたのですが、どちらも酔いつぶれて眠ってしまいました

凡智　さてもさて！それはまたもったいない

拾得　お酒は好きなのですが、どうも弱くてすぐに眠くなってしまうのです。お酒が好きで、かつお酒に強いご先祖様がいたのでしょうが、今のところ引き継がれていないみたいですね