2024年は「選択」の年
2024年が幕開けました。
今年はどのような年になるのかと思いをめぐらせ、浮かんだ言葉が「『選択』の年になる」というものです。
何を選択するのかと言えば、地球の未来を選択することになります。
誰が選択をするのかと言えば、今この地上に生きている私たち一人ひとりが選択をすることになります。
先日youtubeの動画を視聴していたところ、ニュージーランドのワイタハ族のテポロハウ長老の動画を見つけました。
ワイタハ族の「ワイ」とは水、「タハ」とは容器のことを意味しており、直訳すると「水を入れる容器」という意味になるそうですが、ワイタハ族においては「ワイ」とは龍のことを意味するとのことでした。
テポロハウ長老によれば、日本人とワイタハ族は兄弟の関係にあり、日本人が金龍、ワイタハ族が銀龍を肉体に宿した人たちであるとのことです。なお日本の皇室は金龍の皇帝であるとのことです。
テポロハウ長老が語るワイタハ族の伝承、宇宙および世界の歴史はとても興味深い内容なのですが、その中でもとくに心に残ったのはワイタハ族の教えでした。
ワイタハ族には3つの教えがある、とテポロハウ長老は述べます。それは、
1.誰もヨソ者ではない
2.何も所有しない
3.自分のものにしてはいけない。分け合うこと
というものです。
私はこのワイタハ族の教えを聞いて、これは縄文以来の日本人の生き方、価値観、大切にしてきたものに共通するものだと直感しました。
前回ご紹介した『胎内記憶図鑑』には巻末に絵本作家のぶみさんと産婦人科医の池川明先生の対談が掲載されてありました。そのなかで池川先生が「いちばん魂のレベルが高いのが赤ちゃん」と述べておられました。
これも、とても共感できるお話で、赤ちゃんの無邪気な笑顔をみると誰もが心をなごませます。赤ちゃんはこの世で一番かわいくて、最強だと思います。
また、魂のレベルを上げたい場合は、自分自身が赤ちゃんであった時の状態に戻れば良いということだと思います。赤ちゃんは無心で自由奔放で自然の法則に全託していますが、成長とともに自我を獲得するにつれて分別知が働き不自由となっていきます。その試行錯誤の中で無心であることが最適であることに気づき、ふたたび赤ちゃんの時の状態に回帰しようとします。無心であることは最強ですが、自覚した無心はまさしく最強です。これは武道にも通じる道理です。
そして地球の歴史も大きくみると同じ動きをしていることがわかります。いまは分別知と不自由が極まっておりますが、そこから無心に回帰することに気づけるかどうかの段階かと思います。
私がのぞむ地球の未来は赤ちゃんが健やかに成長できて、のびのびと元気に遊ぶ子どもたちがいて、それを温かく笑顔で見守るお母さんがいるような素朴な未来です。
さて、地球の未来は私たち一人ひとりの選択に委ねられています。
皆さまが大切にしたいもの、未来につないでいきたいものが地球の未来をつむいでいきます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
頓首謹言