人類歴史の根本動力は「奉公精神」にあり(補)(白頭狸先生著『京都皇統と東京皇室の極秘関係』を読む番外)
前回、人類の歴史の根本動力は「奉公精神」にあると述べました。
奉公精神は、その人が従事する対象によって呼び方は異なりますが、本質は同じものであると考えます。
たとえば、主君や国に奉公することを「忠義」と言い、父母に奉公することを「孝行」と言い、神仏に奉公することを「信仰」と言い、学問に奉公することを「研究」と言いますが、その本質は自らの従事する対象を「おおやけ」と心得て一身を尽くすことにあると考えます。
いまから数十年前に、生命活動の本質は遺伝子にあり、その振る舞いは自らの種の保存に対して利己的であると唱える説が話題となりましたが、生命活動は必ずしも利己的ではなく、時に利他的に振る舞うことがあり、私個人としては生命活動の本質もまた「奉公」にあると思想しております。
というよりは大自然の営みの中から、人は生命活動の本質が「奉公」にあることを学び得て、それが自然の道理であると観じて、おのずと人の営みの根本動力を「奉公精神」と定めたのではないかと考えております。
頓首謹言
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