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学びの空間について
何年かぶりのnoteです。
本日、2024.12.1は創造系スクールのDAY4。「三岸アトリエ」を借り切って開催しました。創造系スクールは、創造系不動産が10年以上開講し、通算24期目。少人数制と言いつつ、これまで200名を超える優秀な建築士たちが集まった学びの場です。ここから巣立ち、優れた建築プロジェクトやサービスを成功させた方がたくさんいます。
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スクールマネジメントは創造系の井上遼介さん
三岸アトリエは、1934年、山脇巌設計の木造モダニズム建築です。登録有形文化財やdocomomoに選定されており、時を経て、より惹きつけられる魅力があります。
↓住宅遺産トラストのWEBより
https://hhtrust.jp/hh/migishi.html
いまはオンラインで無尽蔵に知識は得られるけど、長年スクールや教育事業をおこなってきて思うのは、やはりどういう空間で学ぶのか、そしてそこで誰から、誰と一緒に学ぶのか。これらが肝心だと考えます。良質な空間で、良質な学びを、ですね。
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また同時に創造系不動産は、この三岸アトリエの所有者が変わったこのタイミングで、この建築を未来にどう承継していくかを考えるプロジェクトマネジメントのお仕事を頂いています。とても刺激的なミッションで、ワクワクします。スペシャルチームを編成中ですので、またお知らせします。
私が入る以上、保存再生をどう考えるかではなく、どう活用するか、どういうビジネスモデルを考えるかが求められています。ならばまず、自分でお金を払って借りてみよう、ということで、今日の創造系スクールDAY4があります。
色んな課題や動きを重ね合わせて、成り行き任せで創発的にプロジェクトを考えるのは、私が得意としているところ。これは経営戦略論では有名なミンツバーグの理論ですが、創造系不動産自体がそうして生まれています(そもそも不動産会社をつくる予定も気持ちも0%でした)。また今日の講師の桂竜馬さんの話は、早く小さくはじめて探ろう、というのもこれですね。
みなさんの仕事も人生も、同じだと思います。予定通り進む人生を送ってらっしゃる方は、いますか?いないと思いますが、もし思い通りだとつまらないですね。きっとみなさん、思いもよらぬ展開をリアルに生きていると思います。
私たちが取り組む、偶然見つかった建築と不動産のあいだの領域も、まだまだ未開拓のフロンティア。建築の世界から不動産の世界に飛び込んで、バイリンガルになって大活躍したい人は、私たちの仲間になってください。常に人が足りないので、仲間は絶賛募集中です。