『深淵』セッションレポート
7/16(日)【幻界堂】クローズコンベンションで、
【深淵 第2版】をGMしました。
https://twipla.jp/events/564749
シナリオは『龍の狂気に祝福を』、オリジナルのシステムです。
激戦区である北原を舞台に、
ユラス男爵領とラルハース侯爵領に挟まれた小国、
『グレーデン子爵領』がドラゴンと大国の脅威にどう立ち向かって行くかを描く物語です。
PCの立ち位置は大きく以下の4種類から選び、他のPLと話し合いながら関係を調整する形。
《PCの立ち位置》
・グレーデン子爵領の王太子(姫)
・王太子(姫)の部下や協力者(複数の立ち位置有)
・ユラス男爵領からの使者
・ラルハース侯爵領からの使者(複数の立ち位置有)
◆各PCの設定
今回は4人PLで各PCは以下の通り、
【龍の瞳を持ち、王の覇気を纏う王太子】
テンプレート:騎士
立ち位置:グレーデン子爵領の王太子
設定:若い頃から、武者修行として数々の戦場を駆け、武名を轟かせる騎士であり、王者の相を持った、民の信頼厚い王太子。
覚醒した『龍の瞳』を持て余しながらも、龍への対処や大国との外交に奔走する。
【故郷を追われし、忠臣の宮廷魔導士】
テンプレート:黒剣の魔導士
立ち位置:グレーデン子爵領の宮廷魔術師
設定:ガイウス・ラルハースによる暴政により生まれ故郷を追われた、元貴族の才有る魔導士。
王太子の相談役として、常に冷静な心と広い視野で、グレーデン子爵領の舵取りを担う。
【黒騎士を目指す、男爵領からの使者】
テンプレート:能吏
立ち位置:ユラス男爵領からの使者
設定:優秀が故に、他者から疎まれ、良からぬ噂に悩まされる能吏。
『黒騎士』と成る為の試験として、ユラス男爵の使者となり、グレーデン子爵との同盟締結に挑む。
【暴君に翻弄される、ラルハースの水の騎士】
テンプレート:ラルハースの水の騎士
立ち位置:ラルハース侯爵領からの使者
設定:グレーデン子爵領と隣接する貴族領の当主であり、武芸だけでなく、軽妙な外交を高く評価される水の騎士。
暴君ガイウス・ラルハースから『グレーデン子爵領を従属させよ』との難題を強要され、仕方なく使者として赴く。
その裏では暴君の悪辣な計略が…
◆セッション
各PLが自分のPCの周りに欲しいNPCをGMと相談し作成。
各PCの詳細や個々人の関係を、プレイヤー間で話し合って設定。
個性的な登場人物達が己の理想を目指し、利害と人情が交錯する素晴らしいお話になりました。
最後は紆余曲折の先に、お互いの落し処を探り合い、続きが気になる奇麗な叙事詩を紡いでくれました。
前・後編に分けても良い位の濃度で、キャラは緊迫しているのにPLは笑っている、楽しいセッションでした。
TRPGの醍醐味である『その日、その時、そのメンバーでなければ生み出せないセッション』になっていたと思います。
シナリオも改善したので、また回したいと思います。
仲間内や【幻界堂】イベントのリピーターの方を中心に、セッションの機会を作りたいですね。