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タイムマシンがあったら行きたいあの時
こんばんは、Kyonです。
「もし、タイムマシンがあったら、どこに行きたい?」という話は、よくあると思うんですが、これまで私はどこにも行きたいと思わなかった。
過去に戻っても、好きじゃなかった勉強とか、上手くいかなすぎた人間関係とか、しんどすぎた学生時代(大学は除く)とかをやり直したいとは思わないから。もっともっと過去、例えば江戸時代とか平安時代とかは、学校の日本史・世界史レベルの知識で考えると、私にとっては生きづらそう過ぎて行きたくないし。まあ縄文時代とか弥生時代で、土器とか勾玉とかの職人はやってみたいけど、あんまり現実的ではなくて。
未来もあんまり興味が無い。学校教育とかで環境問題を聞かされすぎてるせいか、自分がいなくなってるであろう、ずっと未来でも何か良い感じは無さそうだし。それに未来に行って、「私は過去から来ました」なんて言おうもんなら、「過去の時代に何してくれてんねん」とか言われそうなのは目に見えている。
だけど、先日のオリンピックを見て、タイムマシンがあったら行きたい瞬間を見つけた。
それは、中学生の体育の授業の時間。
タイムマシンをちょっと借りてきて、中学生の私に声をかけてあげたい!
中学生の時の体育の授業でバレーボールしてて、お見合い(ボールを見合って誰も対応できない状態)になって失点して、誰かに「もう!取らなあかんやん!」と言われた私に言ってあげたい!
世界でバレーボールの選手として活躍している人たちでも“お見合い”になって失点して、表彰台逃したりしてるんやで、知ってた?プロでもできてないんやから、体育の授業でちょっとかじったぐらいのあなたが取れなくても何もおかしくないし、仕方ないよ。だからそんなに悲しまなくていい。それよりも、あなたはサーブを入れられるやんか、そっちでチームに貢献していこう。それと、どうやったらお見合いが発生しなくなるかをチームで考えようって言って、少しでもいい感じのチームを作れるように動いたらいいよ。
「もう!取らなあかんやん!」と言ってきた人に言いたい。
残念ながら、この私には対処できる能力が無いねん、ごめんな。それは謝るわ。それよりも、“お見合い”になってんなと気づいてたんやったら、あなたがレシーブ取ってくれるか、誰かに取るように指示を出してくれたほうが、みんなが幸せになれる。もしあなたが出来ないことを誰かに厳しく言われた時、どう感じるやろうか。どんなメンバー構成でもお互いができるところを発揮して、みんなで良い結果を出していこう。
中学生の時、なんて狭い世界で生きてたんだろうね。「今この、体育の授業でボールが取れないから、人生詰んだ。」とか平気で思ってた。
別に誰でも失敗するんやから、必要以上に落ち込まなくていいし、バレーボールの試合でサーブをレシーブしないといけない場面なんて、学校卒業してから1回も無いよ。それで人生詰むことはないなって。
それと、誰かに何かを言われたからって、それを全力で受け取らなくていい。
大学の情報科教育法の先生が言ってた。「言葉って、言った人は水に流すけど、言われた人は岩に刻むねん。」って。指摘したあの子はその場限りの言葉だったのかもしれないけど、言われた自分はもう20年も経っても引きずってきてて。相手は忘れてるんだから、自分も刻んだ岩を水に流して、忘れたらいいよ。
タイムマシンがあったら、どこに行きたいですか。
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