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ラスベガスの黎明期#4 シルバーラッシュとマニフェスト・デスティニー

皆さん、こんにちは


お元気ですか?


私はラスベガスに住んでいます。


皆さん、私の住むラスベガスのあるネバダ州は観光業意外に何があると思いますか?


必ず、州ごとに何か特徴があるものです。


ネバダ州と鉱業は、切っても切り離せない関係です。


先回は、ゴールドラッシュについて書かせてもらいました。


ゴールドラッシュは、1849年の出来事です。


東海岸から西海岸へとアメリカ人の大移動が起きました。


この大移動は、デスティニー・マニフェストと密接な関係があります。


このデスティニー・マニフェストは、日本語では明白な運命と訳されます。


明白な運命とは、何でしょうか?


アメリカが西へと開拓をはじめ、アメリカ大陸を横断し、土地を所有していかなければいけないという神から与えられた運命です。


ですから、西海岸はメキシコ領でしたので、アメリカがメキシコに戦争を吹っかけ、戦争に勝ち、メキシコ領を手に入れたのです。


そのアメリカーメキシコの戦争は米墨戦争です。


1948年に、ニューメキシコ州からアリゾナ州、ネバダ州、カリフォルニア州はアメリカのへと属することになりました。


このマニフェスト・デスティニーは、ちょっと厄介な思想です。


白人以外は、すべて劣勢の人種で民主主義を教えてあげなければいけない神からの使命をアメリカが持っているという考えです。


ですから、ネイティブ・アメリカンに対してもそうです。


最も知られている史実としては、20ドル札の顔になっているアンドリュー・ジャクソン大統領が1830年にしたインディアン強制移住政策です。


この当時は、アメリカは現在のアメリカの領土を所有しているのではなく、東側だけです。


ですから、そのアメリカの領土の最も西側にあるオクラホマ州にすべてのネイティブ・アメリカンを強制移住させました。


その過酷な移住のために、多くの人々が命を落としました。


話を戻します。


このマニフェスト・デスティニーの強い思想により、カリフォルニア州までの土地をアメリカが領土の拡張をしたのが1848年です。


その翌年の1849年に、ゴールドラッシュです。


このゴールドラッシュは、当時のメディアである新聞により広まっていきました。


これも完全な政府の民族大移動させるために政策です。


ですが、本当にゴールドラッシュでは、大量のゴールドを採掘することができました。


マニフェスト・デスティニーは、まだまだ続きます。


もちろん、この思想は最終的に第二次大戦まで引き起こし、日本までも巻き込むことになるのです。


この思想は今でも根強く残り、現在の人種差別の根本とも言えるかもしれません。


ところで、このマニフェスト・デスティニー思想で、西側への民族移動はずっと続き、ネバダ州のある街でもその運気が訪れます。


それがシルバー・ラッシュです。


シルバーラッシュは、1859年にコモストック・ロードという街で始まりました。



この街は、現在のヴァージニア・シティという街です。


ゴールドラッシュのあったカリフォルニア州のコロマという街からは、そんなに離れていません。


この鉱山からも、約2000億円くらいの銀が採掘されたそうです。


人々がどんどん集まり、人口は見る見るうちに増加し、1862年は約4000人の人口でしたが、1874年には25000人にも増加したそうです。


6倍にも人口増加し、その当時はネバダ州の24%くらいの人口がそこに住んでいたそうです。


ですが、鉱山で栄えた街の結末です。


その街で鉱物を取りつくしてしまえば、その街はゴーストタウンと化してしまいます。


最近までは金本位制でした。


金を元に、それぞれの国で発行できる紙幣が決まっていました。


しかし、それ以前は長い間銀本位制でした。


銀本位制が廃止されたのは、1873年です。


ですから、この当時のシルバーラッシュで富を得た人々はものすごい資産を手に入れました。


この巨万の富を手に入れた人々は、4人ほどいます。


その4人を人々は「シルバー4」と呼んだり、「シルバー・キングス」とも呼ぶそうです。


そして、この4人の一人の注目していきたいと思います。


なぜなら、その一人が資産を投じてソルト・レイク・シティとロサンゼルスをつなぐ汽車を作ったのです。


ここで、オールド・スパニッシュ・トレイルとザ・モルモン・トレイルとゴールドラッシュがつながっていきます。


それを動かした思想はマニフェスト・デスティニーです。


面白いですね。


全て1800年代に起きました。

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