故郷を離れて 3
今思えば大したことじゃないのに、ムシの居どころが悪かったのか、自分が京都に来るにあたって沢山尽力してくれてる徳島のスタッフにキツく当たってしまった。
冷静に考えて、客観的に見ても、別にそこまで大きな問題じゃないし、自分にも悪いところが多くあると頭では分かってても、その苛立ちの根源みたいなとこを突き止めて考えると、どうしたら良いのか分からずずーっとモヤモヤした気持ちを抱えたまま過ごす数日。
改めて先日25日はaccobin × ペペッターズ × blend houseのスリーマンにCRAZY BLUES(OA)、出演してくれた皆さんも、遊びに来てくれた皆さんも本当にありがとうございました。
お陰様でとても心地の良い時間が過ごせました。
あっこさんも「この組み合わせ、本当に凄かったからまたやって欲しい」とステージでも何度も言って頂けて、それはそれはとても光栄なことだと思いつつ、それでも素敵な時間を作れたのは僕じゃなくアーティストの皆さんで、そういった人達にちゃんと数字を出して対価を支払うのが僕の仕事なんで、そういう意味ではこの日は沢山の人に迷惑掛けて、優しさに甘えてしまったなと反省。
あの日の名場面の数々はあの日あの場に居た人達との秘密ってことで詳しく書くのは辞めますが、初めてちゃんと話したCRAZY BLUESの子達が「高校3年間で同じ3曲だけをずっとコピーしてた」と言ってて、あの子達のカッコ良さの根源みたいなものを垣間見た気がする。
昨日はGATTACAに古墳シスターズが来てるってことで、MUSEのイベントの合間を見繕って遊びに行く。
久しぶりに観た古墳のライブは、1曲目から松本くんのギターの音が出なかったり、松山くんが声飛ばしてガスガスだったり、オチの弱いMCがダラダラ続いたり「相変わらずだな〜」って感じでしたが、それでも恐らく初見であろう大学生くらいの年頃の子達が目をキラキラさせて拳を振り上げてる姿を見て、まだおばた君やラース君が加入する前、本当にガラガラのフロアに向かってギターを振り上げながらひたすら大声で叫び、終演後四星球モリス氏に「今日徳島で凄い良いライブして来ましたよ!」と話してた松山くんのことを思い出して、何だか胸が熱くなった。
あの頃と殆どやってること変わらないのに、沢山の人が応援してくれるようになったね。
打ち上げでも松山くんとこれからの話や四国の話を沢山した。
決して明るいトーンで話せることばかりじゃないけど、少しずつでも前に進んでいる僕達は、歩みを止めなければ大丈夫だと信じるしかないな。
後、この日出演してたSmokin' After Schoolというバンドのメンバー4人中3人が徳島出身ってことで徳島の話で大いに盛り上がる。
特にBaの瀬音くんはex.深爪ザウルスのはね君と同級生で、ゆきまる君はもちろん、三居君、更にはカイト君とも知人ってことで一気に親近感が湧いた。
主催バンドの子達が帰っても打ち上げに残り、GATTACAスタッフさん達から音の話を真剣に聞いては挙句古墳の機材搬出まで代わりにやっちゃう、という懐かしの徳島スタイルを見せつけられて、また1組仲良くしたいと思える京都のバンドと出会えた。
し、仲良くなっていく様を見てた松本くんが「長谷川さんが都会でひとりぼっちになってないか心配してたんで、本当に良かったです〜」と親戚の兄ちゃんを思わせるようなこと言うてて笑ってもうたけど、そう考えると精神的には、徳島にいた時の方が独りぼっちだったなー、ずっと。
新しい出会いに温かい気持ちで家に帰ってソファーでひと段落してたら、長年愛用してた耳掻きがポッキリ2つに折れて使えなくなってた。
どれだけ大切に思ってても少しでもぞんざいに扱えば簡単に壊れるし、一度壊れると2度と元には戻らないんだな〜人間関係も同じで、なんて当たり前のことに気付かされる。
GATTACA山田さんから「文章書くの上手だね〜」と褒めて頂いて、とても光栄だと思うと同時に「上手と言うよりかはただ納得のいく文章が出てくるまで時間が掛かることが苦にならない性格なだけで、自分としては非常にコスパの悪い行為ではあるんですよ」なんて話をしたが、それでもお酒も飲めず、初対面の人といきなり肩組んで話せる程の社交性のない僕が、知ってる人のいない土地に来て、自分みたいな人をより深く知って貰うためには、少しずつでも頻度上げてnote書くしかないなーと自分で自分の褌を締め直した次第です。
そんな山田さんと楽しくお話しする会があるので皆様是非!